次回の更新に入っています♪
今日は南仏窯のマシエ家の工房で作られたお皿をご紹介します。
マシエ家の陶芸づくりが始まったのは18世紀に遡ります。
18世紀と言えば、フランスでの陶器製の食器産業が始まったばかりの時です。
南仏ではムスティエやアプトなどをはじめ、ヴァロリスにも窯がありました。
20世紀の工業製品につながる食器づくりに貢献したのが、4代目のクレモン・マシエ氏。
クレモン・マシエの造る作品は、今では芸術作品として私たちにはデザインもお値段も近寄りがたいものとなっていますが、20世紀に入る頃当時流行ったバルボティーヌの影響でヴァロリス窯らしいバルボティーヌを生産するようになりました。
1850-1917年まではDelphin, Clément et Jérôme Massier Filsとして家族経営で現代でもちょっと手の出る近づきやすい、デザインもかわいいものを作るようになったのです。
横道それますが、クレモン氏の立てたパラスは今でも豪華なイベント会場として残っています。
http://www.palaismassier.com/Le%20Palais/Le%20Palais.htm
この一面がお花!のバルボティーヌは1920年ごろのもののようです。
もう刻印がない時代ではありますが、このなんとも言えないナイーヴな作りのお皿でも、かなりのお値段がするものです。
今回は2枚ご用意しております。
1枚目には4.8㎝程のヒビが1か所見られます。
上の写真では右斜め下の方にあるのですが。。。
こちらがヒビのアップです。
乾いているときはこのようにちょっと見えにくいものです。
ピンクのぼかしも可愛く、薄めのお色です♪
そして2枚目は、
彩色のムラがあるものです。
この作りはやはり当時の南仏の手作業、ということで完ぺきではないんですね。
そんな不器用なところをかわいいと思ってくださる方へ♪
現代でも同じようなものを作るのは簡単でしょう。
でも、こんな彩色のムラはあり得ないと思います。
でも、こうしてみると愛嬌があるんですよ。
可愛いんです。
マシエ家の手がけた陶器には高値が付けられていて、この不器用にも見える造りのこのバルボティーヌのお皿も市場では1万円~状態の良いものは2万円するものもあります。
こうしてみると、ナイーヴな雰囲気なのに素敵なのは巨匠の技が引き継がれているから、なのが分かりますね。
でも、グルニエイデコでは仕入れ値によってお値段が決まります。
こちらはお安くお出しできますよ!
イイこと聞きましたね♪(笑)
まだ更新準備が始まったばかりです。
もう少しお時間いただきますが、以上のお品ものは間もなくグルニエイデコのオンラインショップでお目にかかれます♪(*^^*)
詳細もオンラインショップでご覧くださいませ💕
グルニエイデコのオンラインショップ
http://ideco.ocnk.net/
3月上旬の予定です♪
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