ピション家族が作る陶器。
南仏では結婚する際にお祝いでもらったり、お嫁入り道具として持たされていたようです。
今回ご紹介させていただく、オクトゴナルの食器たち。
南仏のおばあちゃんが結婚した際にお祝いでもらったものなんだそう。
大切に使ってきた様子が伺えます。
戦後の復興が始まったくらいのまだ生活の苦しい人が多かったであろう年代。
そんな中でユゼスのピションの陶器たちはとても高級なものだったに違いありません。
こんなきれいなオクトゴナルの食器セットをいただいたら、うれしくない訳がないですよね。
キズがあっても、カケがあっても愛されてきた器たち。
一緒に人生を歩んできたおじいちゃんとの思い出がいっぱいなんだろうな・・・
とか思うと粗末には扱えません。
大型のオクトゴナルのオーバル皿。
下のオーブン用のお皿で焼いた鳥の丸焼きをこのお皿に乗せて、切り分けたんだろうな。
フランス人は鳥のローストすきだものな。
オーバルタイプのオーブン用のお皿は、使われていい雰囲気に色が変わっています。
このオーブン用のお皿だけは私も使わせていただきます。
他のものは使わずにお売りいたします。
(私がおばあちゃん、という訳ではありませんので念のため)笑
思い出の詰まった陶器たち。
無駄にしたくありません。
フランスのご子孫たちは、引き取らないんですね、こういうの。
とても素敵なのに。。。
残念に思いますが、そのおかげで日本の皆様にフランスの古い食器をお送りできるという訳でございます。
ピションの食器、現代のものよりずっしり重みのあるものです。
邪険には扱えない代物です。
0 件のコメント:
コメントを投稿