マリコルヌ窯はおよそ270年前から続くペイドラロワール地方の歴史ある陶器の窯です。
20世紀陶芸界の巨匠になったエミールテシエは、この窯で腕を上げていきました。
ポプラー&ベアトリクスが19世紀終わりにマリコルヌへやってきて、エミールテシエを雇って。
という事のようです。
ポプラー&ベアトリクスがブルターニュ地方カンペール焼きテイストのお皿を多く手掛けていたようですが、第一次大戦後、エミールテシエと一緒に編み編みスタイルのパニエ風陶器作りが盛んになったようです。
すべてが丁寧に作られた手作り品で、サルグミンヌやリュネビルなど当時の大きな窯のように大量生産されたものではありません。
残っているものはこれからも価値が出ていくものだと思います。
まずはとっても小さな豆皿から。
お醤油を入れるにしても少し小さいくらいの、わさび塩とか柚子胡椒などを入れるのに調度よいくらいの本当に小さなものです。
直径7.6㎝ほど。
上にある豆皿は、何年も前に合羽橋で買ったお醤油用の豆皿です。
下の白いのふたつがエミールテシエの豆皿。
何用だったのでしょうか。
フランスですのでお醤油という事はないでしょうが、やっぱり塩と胡椒用かな?
こーんな小さいものも作っているとはちょっとビックリでした❣
釉薬の削げなどありますが、綺麗です。
キャンドルホルダー。
サイドに穴が開いているには理由があると思うんですけど、なんだろうか~?
マッチを刺しておいたとか?リボン通したりとか?
蜜蠟を飾ってみました♪
このろうそくなかなか可愛い💕
リムにパールのような飾りのついた白いお皿。
デザートサイズですが、ソーサーとして使われていたのかもしれません。
表面少し曇っています。
18世紀の陶器を真似た古いフランス陶器シリーズ。
ムスティエ、ランジェ、ヌヴェールなどの窯で作られていた陶器へのオマージュのように、エミールテシエスタイルで素敵な陶器が作られています。
青いヤグルマギクが描かれた絵付け皿はどこの窯のレプリカでしょうか。
すべて素敵でレプリカと言い難い、エミールテシエの良さが前面にでているお品です。
18世紀風に虫まで描かれていますよ♪
小さめのピシェはボタンのレリーフが可愛いお品。
レリーフの盛り上がった部分とフチに1か所釉薬の削げがありますが、こちらも綺麗。
白い鉢カバーにはクネクネと編込みが施されていて素敵です。
白い鉢が窓辺に沢山置かれていたら素敵でしょうね~💕
もう一つの鉢カバーは上のものより少し大きめです。
葡萄のレリーフがエミールテシエらしい、繊細な装飾です。
内側は底の方が曇っていますが、内側でも上の方と外側面などはツヤツヤです。
鉢カバーというのは、鉢に直接土を入れるわけではないので、中に入っている鉢を入れ替えることができ便利です。
小さい植物を買ってきて小さいうちはカバーの中に小さい鉢のまま入れて、大きくなったらお庭なり大き目の鉢に移し替えなどして。
裏のサインがxとあり、おそらく古いものだと思います。
またこれだけはエミールテシエというより、 ポプラー&ベアトリクスまたはエミールテシエも加わった共同制作品になるかもしれません。
季節柄きれいな洋梨入れてみました。
洋梨も雰囲気が出て綺麗に見える不思議さ。
素敵なマリコルヌ窯のお品たちは間もなくグルニエイデコのオンラインショップにお目見えいたします♪
詳細などはUP後のオンラインショップでご覧ください。
お楽しみに❣
店長 イデコ(*^^*)
http://ideco.ocnk.net/
話は変わりますが、普段Wikiから情報を得ることもあります。
ですが最近見つけてしまったのが、南仏陶器アプト焼の下の方のページに、イデコのブログに載せていた写真が使われていました。
以前にグルニエイデコで販売した事のある20世紀のヴィンテージ南仏陶器が、古いアプト窯のものとして紹介されていました。(誰でも追加できるんですね)
両脇の2枚がブログから取られた写真。
このブログから写真が回りに回って使われたのかもしれません。
http://grenier-ideco.blogspot.fr/2013/04/blog-post_22.html
載せた人はフランス人女性らしく、自分の写真だと書いておられました。。。(゜o゜)
特に右のお皿は小さなラヴィエなのに、サービス用のオーバル皿となっています。
そりゃー大きさ見たことないから、大きなプレートと間違えますよね。苦笑
やれやれ、
Wikiも当てにならないのだなぁ~と。
もちろんこれは削除申請して、削除してもらえたようです。
今は上のはちみつ色のお皿の写真は載っていません。
(中央のものは本当に古いもののようです。)
グルニエイデコも世界的に有名になったという事で。苦笑
かな?
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