2014年3月27日

フランスアンティーク食器 白いレリーフ皿 

白いレリーフ皿、何度見てもいつ見ても素敵です。
下の3枚のうち2枚はクレイユモントローのお皿、ひとつは窯が不明です。


こちらの透かしレースのようなリムが美しいお皿はご存知の方も多いでしょう、クレイユモントローのものです。
うっすらと青い釉薬の白がとてもクレイユモントローらしく、凛とした白です。

 ハートのように見えるレリーフがびっしり。

 今から150年近くも前の19世紀のお皿ですよ。
デザート皿サイズですので、ケーキとかマカロンなどかわいいお菓子が合いそうですね。

 こちらはパニエ(カゴ)を編み込んだようなリムのやはり美しいお皿です。
クレイユモントローの白いレリーフ皿にはいろいろなタイプがありますが、このパニエ風は癖がなく他の食器にも合わせやすいと思います。
和菓子なんかも合いそうですよ。



 こちらは苺の苗がまるでパニエに入っているようなかわいいバルボティーヌ(このように全体的にデコボコが多い)のお皿。
窯が不明です。

 うっすらと青い釉薬なんですが・・・。
クレイユではありません。
いろんな人がいろんな事を教えてくれましたが、どれも説得性がなく・・・。
アプトだというフランス人のアンティーク業者、「俺はアンティークの専門家なんだからアプトと言ったらアプトなんだ、説明なんていらない!」とちょっと「感じ悪・・・」でしたが。
南仏に住んでいながらこんなアプトのお皿は見たことありません!
しかも青っぽい釉薬のすっきりした白いお皿なんて・・・。
アプトではないでしょう?


 刻印。
全部が全部、このようにボケて見えていたり消えかかっていたり。
雰囲気的にはフランスのものではないかと思っているのですが、謎です。

 刻印なんてどうでもいいですけど、やはり美しいお皿です。

 おまけにこちらのスーピエールも同じ刻印のもの。
ウェッジウッドだと言われました。
・・・。
確かにクリームウェアっぽい雰囲気はありますけど・・・

ウェッジウッドの刻印はしっかり分かりやすいものばかりですので、こんなボケた刻印はまず存在しないだろうし、このマークはどの資料を見ても見つかりません。

おそらくどなたもお教えいただけないとは思いますが、ご存知の方がいらっしゃいましたらこっそり教えてくださいませ。笑

追記:早速内緒で?教えていただきました。
アプトの線が強いようですよ。。。
ありがとうございました。(*^^*)

2014/04/22
追記2:先日の蚤の市で同じものを見つけました!
同じものに彩色されているものと、パニエだけでお花のレリーフのないバージョンも!
しかしながらお高くて仕入れできませんでした。 しかも高い割に状態があまり良くなく・・・。
これを販売していたご夫婦のお話によると、バックスタンプを指さして「ほら、ここにXXXの刻印があるでしょう」と言うんです。
このXXXの部分はベルナールかジュリアンのどちらからしいんですが、ご夫婦でご意見が違いました。
いずれにしてもBonnet以外のAPTのようです。
そして大変珍しいものなんだそうです。
確かに!
だからこんなアプトのお皿は見たことがないと疑ってしまったわけです。
やはり、このいい加減な刻印は南仏のものだったからなんですね。笑

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