2015年6月4日

セーヴルの陶磁器美術館

朝食はクロワッサンとエスプレッソ。
昨日食べたビストロRICHERへまた来ました。
日曜日もこうして朝からオープンしていて便利。
なによりコーヒーがおいしい(エスプレッソです)。

そしてパリ郊外セーヴル市にある陶磁器美術館へ行ってきました。

ずっと行きたいと思って、思って、思って、思っているだけだったところです。
パリにいた時にもいけばよかったのに、中には入らず周りを散歩して帰ったという覚えがあります。
でも今回は目的があるので、中を見学しなければ話になりません。

 メトロ9番線の終点で降り、橋を渡って歩きます。

お天気も良く、セーヌ川の眺めがきれいでした。
対岸左側に見えているのがセーヴル美術館。


 マロニエの花がたくさん咲く5月の、きれいな季節でした。

 お城のような構えの陶磁器ばかりが集まった美術館です。

 裏にはマニュファクチュールと呼ばれる、セーヴル焼きのフランス王国時代からの工場があります。
煙突がいくつか出ていますね。
今でもここで焼かれるんですね?

 螺旋状の階段を上がると、こんな素敵な2美神が。。。

 キャンドルスタンドだったようですね。
アールヌーボー調の素敵なデザインです♡

 そして展示会場に入るなり、ドドーンと、デカい壺が。
天井にくっつきそうなくらいの大きな白いセーヴルの壺でした。 !(^^)!

 全体写真に入らないですから。
上の方に馬がいるようですよ。
セーヴルは王族に収める大きめの壺もたくさん作っていました。
こんなに大きくてもお得意分野なんでしょうね。

 そして、いろんな壺。


会場の写真たくさん撮りすぎて全部は載せられませんので、一部を。

シャンティイ窯の鹿の置物。
そこに映ったスニーカーが素敵ですね。
って自分が褒めるな。笑
ツバメ柄なんですよ。

 ほ~ら♡
かわいいでしょ???
前の日のサンジェルマンへ行く前に寄ったシェルシェミディ通りのお店で見つけたものです。
すぐに履いちゃいました。笑
足元だけ春♪

 そんな事はどうでもいいですね。
続けて骨董の陶磁器たちを。

 これは18世紀のサンクルウ窯。


 セーヴルで使われていた顔料の色見本。


 ミュシャ風にも見えるフィギュアたち。
アールヌーヴォー時代のレオナール・アガトンのデザイン。

 古いボルドー窯の大皿もありました。
イギリスからの影響が入る前の古い古いボルドーの絵皿です。

 セーヴルのティーセット。
凄すぎて、これでお茶をいただいたら疲れそうなくらいですね。笑

 ここは19世紀の初め。
ナポレオンの胸像とボウル。
黒いグレ製。

 クレイユのブイヨンとオクトゴナル皿は別の窯だった気がします。

 ドデカゴン皿とスーピエール。
素敵なフォルムの器ばかりです♡

 クレイユのスーピエール。
素敵すぎます。。。
テリーヌとして紹介されていました。
ス―ピエールではないんでしょうかね。

 広い会場に人も少なく。
とても見やすい。
週末なのにほとんど誰もいなくて、みんなパリ市内の美術館へ行っているんでしょうね。

 マイセンのかわいいミルクポット。

 白いマイセン。
素敵です♡

 セーヴルのポーセリン製のお皿など。


 そしてこの辺が見たかった陶器たちです。
18世紀のファイヤンス製のお皿やポットなど。
リュネビルやおそらくランベルヴィレーなどの窯のもの。


そして、実物を見てみたかったポントシューのお品ものたち。

 上はジャルディニエールとフラワーベース。
下はテリーヌ。
照明の色がちょっと残念ですが、実物はもっと美しく迫力あります。

 この上の写真はショコラティエールなんですよ。
変わった形ですね。
この中にココア(か当時はチョコレートだったのでしょうか?)と温めたミルクかお湯を混ぜていただいていたんですね。

 これはもう少し進化したショコラティエール。

 マルセイユ窯。

 マルセイユ窯。
マルセイユ窯のお皿を一度買ってみたいと思いつつ。
ものすごくお高くて、未だ手がでません。
ムスティエより高いです。

美しい陶器製の天使。

そして若手の現代の作品もあったりして、マリア様像は古いんでしょうけど、その後ろに・・・。
パンツ?


仕方ないですね。
これも有り、という事で。

フランスですもの ♪


セーヴル国立陶磁器美術館
http://www.mmm-ginza.org/museum/serialize/backnumber/0701/museum.html

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