同じ作りの、同じブルーライン、のお皿は、ムスティエとトゥールーズのもの。
どっちがどっちって?
こちらはムスティエ。
ムスティエと言われて、そう思っていますが、マークもなければ全くの新品のような状態で判断し兼ねるのですが。。。
大きめのヒビが入っています。。。(T_T)
ここは売ってくださった業者さんの言葉を信じてムスティエという事で。笑
そして、こちらがトゥールーズ窯。
並べてみるとちょっと雰囲気が違いますね。
ムスティエに戻ります。
大きめのヒビ、見えていますでしょうか。
貫通していて結構危ない状態に見えますね。
でもこれは郵便局から送ってもらったもの。
無事に到着していますので、日本までも無事に到着してくれると思います。
裏側。
このぽってり厚めの白い釉薬がたまりませんね♪
南仏だからなのか、かなり大ざっぱな。
だからこそ、いい味が出ています。
そして、トゥールーズの方に戻ります。
今回は3枚在庫があり、どれも素晴らしい状態なんです。
(1枚にはカケあり、でも裏側)
やはりぽってり厚めの白い釉薬です。
そしてバッテンマーク。
このバッテンマーク、ムスティエじゃないの?
とお思いの方もいらっしゃるはず。
ムスティエもバッテンマークがありますよね。
19世紀のものには。
ヴァラージュ窯にもバッテンマークのものがある。
。。。
もはや混乱して分かりません!
トゥールーズの窯のものがムスティエにそっくりなのは、それもそのはず作っていた陶芸家が同じだからなんです。笑
なーんだ。
でもそんな事が許される時代だったんですね。
長い事疑問に思っていたことが、重い腰を上げて調べてみるとガイド本に書いてありました。笑
早く読めばよかった。
(フランス語の本読むの苦手なんです。。。)
1820年にムスティエ窯のフークがトゥールーズに渡り、ムスティエの伝統的な技法を持ち込み、柄もそのまま使って、グロテスク柄、ベラン文様などムスティエならではの柄で食器を作っていたんです。
てか、場所を変えても良いものなんですね?
まあ、同じ南仏ですしね?
このブルーのラインもそれで、両方の窯のものが存在するという訳です。
結局フークはムスティエ窯の陶芸家だったのに、どういう経緯かは分かりませんがトゥールーズに渡り、ムスティエのライバルとなってしまったという訳です。
南西の食器にムスティエににているものを見つけたら、陶芸家が同じ、またはムスティエを引き継いでいるからと思ったら分かりやすいですね。
と~~~っても似ています。笑
以上のお品物はもうすぐグルニエイデコのオンラインショップにお目見えいたします。
ヒビの入っているものはお安くなっています♪
http://ideco.ocnk.net/
店長イデコ
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