スーピエールとは。
まだ電子レンジのない時代に使われていたスープサーバー用の陶器です。
今これがヨーロッパ、たぶん北欧の方のアンティーク好きの人々の中でもとても流行っていて、今ではもうスープサーバーとしては使用していないと思いますが、お花用の鉢カバー代わりにしたり、カップボードなどに飾って美しさを楽しんでいるようです。
その中でも白いスーピエールはやはり人気です。
いくつかご紹介しますので、ご覧下さい。
なぜ人気があるのかがお分かりになる事でしょう。笑
まずはこれ、クレイユモントローのスーピエール。
取っ手と蓋のレリーフ装飾が素敵です。
うっすら青くてまた素敵。笑
すみません、いつもオタクな解説で。
これ、蓋にも脚にもヒビが入っているんですが、大切に取り扱っていただければ長く使えます。
ふたのヒビは到着後に接着などして修理して使ってくださいね。
そして、こちらはショワジールロワの白いスーピエール。
このあたりで人気の謎?が分かってきていただけましたでしょうか。
白いスーピエールの美しさはやはりこのレリーフだと思うんです。
スーピエール自体のコロッとした丸っこいフォルムもかわいいんですが、本体の取っ手やふたの持ち手部分に当たるつまみなどのレリーフが大変に美しく・・・。
陰影がたまらなくまた美しく・・・。
もっと私も写真が上手だったら・・・と思うんですが、本当にきれいなんです。
貫入も入ってさらに味のある。
うっすら青っぽい釉薬の白もまた魅力の一つなんです。
アンティークですので、ジビエ(猟で捕まえてきた動物)を調理したものや動物の油を入れていた家庭もあるようで、ものによってはアンティーク陶器にたまにありがちな獣?のような匂いが残っているものもあります。
キュノワによく見られるような・・・。
こちらはいずれもクレイユモントローの白いスーピエール。
左側のスーピエールは特大なんです。
さすがに日本にお送りするには大きすぎるかと自宅用にしています。
サイドのデザインがほとんど同じなのに、蓋のつまみの形が違ったり。
これが小さいほうの右側のスーピエール。
現在グルニエイデコのオンラインショップに載せています。
二つ並んだものの写真では小さく見えるかもしれませんが、これでも結構大きいのですよ。笑
(特大ってどんなん?)
すっきり気品のある白です。
大人色のテーブルクロスやリネンに合わせてどうぞ。
棚にこんな風に飾っています。
(一番上のは売り物ではありません。
高価すぎて買い手の方がいらっしゃらないかと。)
いつか18世紀の美しいレリーフ陶器もご紹介できたらと思っております。
初頭でご紹介いたしました2つのスーピエールは、グルニエイデコのオンラインショップにもうすぐお目見えいたします。
グルニエイデコ オンラインショップ
http://ideco.ocnk.net/
店長 イデコ
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