グルニエイデコでは比較的状態の良いものを選んでいるものの、こればかりは”普通”の事ですので避けて通れません。
個人的にはよほどお客様用にお出しするような食器でなければ、多少ヒビやカケなどがあっても使えるものだと思っていますし、私もそのまま使っております。
特にフランスの19世紀後半の食器はヒビが入っていても丈夫ですので、本当はそのまま使えます。
でも、やっぱりきれいな状態の食器がいいとおっしゃる方には、お勧めの職人さんをご紹介させていただきます♪
「とても腕の良い職人さんに金継ぎを頼む」とおっしゃるお客様とメールのやり取りをさせていただき連絡先を教えていたいただきました。
お客様がご依頼されたのは、白いポーセリン製のコーヒーポットです。
手前のフチにカケが見えていますね。
私だったらこのまま使ってしまうところでしたが(すみませんぶっきらぼうで( ̄▽ ̄))、直してくださると言うお客様の素晴らしいご判断で、すぐに金継ぎ師さんの所へ送っていただいたそうです。
やはり数少ない金継ぎ師さんですから、すぐに見つかるというわけではないようです。
また少しお時間をいただくようですので、修理したいと思ったらすぐに頼むのが良いようですね。
海外も含め各地から修理ご依頼のお品ものが送られてきているようですよ。
この注ぎ口の先端のカケもどのようになって返ってきてくれるのでしょうか。(*^^*)
とても楽しみです♪
ちょっとショッキングな写真ですが、在庫を長い事しまっていたらヒビが勝手に入っていて力も入れていないのに洗ったら割れてしまったお皿です。
なんだか内側から塩の結晶のようなクリスタル状のものが出てきて、それが原因で割れたようですが、このようなものすごい割れ方のお皿も。。。→http://po6.nsk.ne.jp/~nusiya/syuuri/syuurimesiwansara.htm
※ このお皿から出てきた結晶については本当に不思議です。機会があれば調べてみます。
ご存知の方がいらっしゃったら教えてくださいませ。m(__)m
このようなフチのカケも。。。
取っ手の取れてしまったカップも削って破損部分を修理して、湯呑みのようなカップに仕上げてくださったり。。。
このように→http://kintugi.exblog.jp/23691710/
グラスのフチに見られるキズなどの修理もなさってくださるようです。
http://po6.nsk.ne.jp/~nusiya/syuuri/syuurigarasu.htm
ちなみに、金継ぎをした食器は電子レンジ、オーブン、食洗器などには使用できませんのでお避け下さい。
アンティークの食器を電子レンジや食洗器に入れる方はほとんどいらっしゃらないと思いますが、念のため。
(アンティークではなくても、南仏の赤土系の陶器は鉄分を多く含んでいるような食器も現代のものでも電子レンジは使えません。)
オーブンは知らなければ使ってしまいそうですが、こちらもNGだそうです。
また、カップの取っ手は形によって強度に欠ける事があるそうです。
修理方法は金継ぎだけではなく銀やスズ、銅などを使った修理法もあるのだそうです。
また継ぎ目が目立たない共継ぎなど。
私が下手な説明をするよりもホームページをご覧いただいた方が分かりやすいと思います。
また、修理にかかる日数なども記載されています。
とにかく詳しく分かりやすくご説明されていますのでご覧ください。
お値段の事やお時間などご都合の合う方には大変お勧めでございます。
お問い合わせやご依頼は直接下記の八木さままでお願いいたします。
漆工房ぬしや 八木様
http://po6.nsk.ne.jp/~nusiya/
追記:コーヒー(ティー)ポットの修理が終わったらお客様にお写真を送っていただく予定です♡
そちらもお楽しみに。
金継後のポットはこちらです♪
http://grenier-ideco.blogspot.fr/2015/09/blog-post_4.html
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