2018年10月9日

マーキュリーガラス キャンドルスタンンド Chapelle en arriere-automne展 11/17・18代官山

11月イベントの商品、少しづつご紹介して参ります。

本来なら、オンライン上でお見せしないで会場でビックリ、が理想なんですけど。(笑)
グルニエイデコはオンラインショップがメインで日本全国に大切なお客様がいらっしゃいます。
東京までいらっしゃれない方の方が多いと思います。

展示会終了後オンラインで販売する事も考慮して、できるだけ全部ご紹介して参りたいと思います♡

もちろん展示会場のインスタレーションも素敵な雰囲気になるようがんばります❣


展示会商品第一弾は、マーキュリーガラス3点。

鈍い輝きというか、奥深いシルバー色の輝きが不思議な魅力のお品たちです。


ルイ14世の金属禁止令(戦争に使用する金属類不足の為)以降の影響と、価格を銀製品より安くと代替されたのが、ガラスの内側にマーキュリーまたは銀メッキを貼り付ける技法でした。

特にフランス革命後19世紀~20世紀前半にかけて、平民(という言い方良いのでしょうか)たちも自分の家を飾ったり、余裕の出てきたフランス人たちの楽しみでもあったと思います。

まずは20世紀のマーキュリーガラスから。


年代は実ははっきり分かっておりませんが、20世紀以降のものであるのは確かだと思います。
フォルムからアールデコ時代のものではないかな、と思っております。

上には台座のようになっていて、太めのキャンドルを置くのに適しています。




きちんとくっついているわけですが、メタルの一部に錆などは見られます。




マーキュリーの剥がれ。
これがまた素敵な雰囲気の素。

平らな輝きではなく、複雑な輝きを醸し出してくれるのです。




ベース部分はヘキサゴナル型。
六角形=ヘキサゴン

このように裏も穴など開いておらず、閉じられた作りが嬉しいですね。



使用例。

白いキャンドルもよいですが、落ち着いた色のキャンドルや黒なんかも合いそうです。



そして、次のキャンドルスタンドも20世紀、でも初期のものになると思います。

 フォルムで判断していますが、このキュッ・ボンッ・キュッ的な凹凸のある形は19世紀からの流れではないかなと思っています。

安定感のある丸みを帯びた素敵なフォルムです。



このキャンドルスタンドも、嬉しい事にメタル製のホルダー付き。



ベースの部分のマーキュリー(か銀メッキ)の剥がれた様子です。



裏も閉じてあり、これならお掃除しやすいですね。




いろんな形のマーキュリーと合わせるととっても素敵ですよ♪




そして、ご存知の方も多いこのタイプ。

やっぱり素敵なのは、このらせん状のレリーフではないでしょうか。

こちらは19世紀終わり頃のものではないかと思います。


上の方が開いており、マーキュリーの剥がれが見られます。



それでも下の方はマーキュリーが残っており、素敵な輝きを見せてくれています。




ベースも。



裏は閉じられています。

この、裏にも穴の開いているものがあって、そちらはもっと古いものになるのだと思います。

ただ、上の方が開いていますので、このスタンドは、ドライフラワー飾ったり、キャンドル用として使う場合は、中に溶けたキャンドルが流れないよう工作をしてからお使いいただければと思います。

 


 とても繊細なお品です。






☆☆☆



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Chapelle en arrière automne
Antiques
Favorites! & Grenier iDéco, PhotoEric PETR
『晩秋の礼拝堂』
~枯れ葉と戯れる天使たち・・・~







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