とても素敵なパニエ陶器を見つけました♪
天使が両脇に、そして美しいアカンサスの葉のレリーフで飾られています。
こうした色の付いた陶磁器にこのようにレリーフ装飾が付いた技法をジャスパーウェアと言います。
18世紀にジョサイア・ウェッジウッドが開発した技法です。
ウェッジウッドだけではなく他のイギリスの窯でジャスパーウェアは作られています。
状態ははっきり申し上げて結構ダメージがあるものです。
大きなヒビやカケがあり修復されているものです。
手に取った際に、仕入れるか仕入れないかどうしようと迷い、
でも美しいのでやはり仕入れることに。
「修復してあるのね」というと、期待した通りのお返事「それでも十分素敵でしょ?アンティークなのだから新品みたいなわけにはいかないのよ。新品みたいにきれいなものが欲しければ新品をお買いなさい」
ごもっともなのですが、現代のものではこんなに素敵なデザインのものはないんです。。。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、裏から見るとパカーンと割れて修理をされた跡が分かります。
何回か落としたのでしょうかね。苦笑
一ケ所だけではなく何カ所かダメージが見られます。
こちらも、ぶつけたのか落としたのか。。。?
修復もプロに直してもらったのと、そうではないところがあるようで、上の写真はおそらくご自身で直したのでしょうかね。
よほど気に入っていたものなのでしょう。
捨てられなくて良かったです♡
ペイントまでされていますが、艶ありの塗料ですね。笑
こういうところ、やっぱり日本人だったらもうちょっと器用にできるのではないかと思いますが。。。
というか艶ありではなくせめてマットな塗料を選んでほしかったなぁ、と。
かわいい天使が両サイドにふたり。
足元を隠すようにアカンサスの葉が覆っています。
アカンサスの葉は、ヨーロッパの中世からルネッサンス時代に使われた装飾モチーフで、建物の柱などにも使われているデザインです。
いろいろありますが、こうして見ても、やはり珍しい作りの美しいパニエです♡
色もうっすらブルーグレーのような、どう表現したらよいのでしょうか。
優しいお色です。
ウェッジウッドのものだと聞いていますが、イデコには判別できませんでした。
ドイツにもこういうジャスパーウェアが存在するので、そちらの可能性もあるかもしれないかと。
ちょっと果物乗せてみましたが、重たいものはダメージに響きそうでちょっと怖かったです。笑
そのままで美しいので、飾って眺めて楽しんでくださる方、または軽いものを乗せて楽しんでくださる方へ♪
ジャスパ―ウェアと言えば、もう一つピシェもご用意しています。
キャラメル色でレリーフ部分がミルク色のかわいい色合いのピシェです。
こちらはおそらくイギリスのもの。
アダムスなどの窯ではないかと思いますが、やはり判別不能です。
内側にシミは見られますが、
ヒビもカケもなく良い状態です♪
そして、レリーフにまで入った貫入がたまりません!
素敵です♡
高さ15.6㎝。
以上のふたつのジャスパーウェアは間もなくグルニエイデコのオンラインショップにお目見えいたします♪
http://ideco.ocnk.net/
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