8月の事です。
日本のお盆にあたる時期は、フランスも一番バカンスを取る人が多く、また蚤の市もたくさん開催されています。
蚤の市巡りは仕入れもありますが、目の保養に楽しんでいます。
そしてプロヴァンスの安い宿を取って、ちょっとバカンス気分も楽しみます。
今回はここ。
初めての村、コリアスに宿を取ってみました。
小さな村で、お店などはほとんど見当たりませんが、素敵なところでした。
窓、ヴォレ(鎧戸)が閉まっていても、開いていてもきれい。
レースのカーテンもまたステキですね。
ブドウが少し色づき始めていました。
石造りの家に、バルコンにはアイアンの柵。
オリーブの木。
すべてがプロヴァンスらしい、そして太陽。
今年もまた、
シミが、
増えました。
この村にはスプレーで落書きされたこのネコがたくさんいました。
壁の落書きは好きじゃないんですが、これなかかわいい。
本物のネコもいました。笑
まったりと。
村のすぐ裏に川があるんです。
水浴びをするところなんでしょうけど、この週は意外と涼しくて水は冷え冷え、足だけでも入れませんでした。
次の日には、主人の友達家族と6人でカヌーをしてしまいました。
あ、またシミとシワが。。。
翌日肩もいたいままに蚤の市へ。
ここにも落書きネコ。
宿に帰ると夕食の支度をはじめていました。
シャンブルドットのご夫婦はアウトドア好きの素敵な方でした。
裏の山で取ってきたというキノコ。
こんばんはこれをオムレツにして食べさせてくれるとのこと!
わーい!
でも毒ないんですよね?
大丈夫なんですよね?
と思いながら。
なんだかレトロなキッチンでかわいかったです。
田舎らしくパンも無造作に。
この黄色いレンジ台がカッコよかったです。
オムレツ出来上がり。
これを作ってくれたのは、ご主人の方。
うちも私はオムレツがうまくできないので、いつも主人が担当しています。
なんで男性の方がオムレツ作るの上手なんでしょうか。
キノコに毒はなく(あたりまえですよね、今こうしてブログ書いてるんですから)、おいしくいただきました。
キノコの香りも強く、たまごの焼き具合も調度よく。
他の宿泊客は、外へ食べに行くので一緒には食べないはずなんですが、オーナーのご主人がオムレツ食べていきなさい、とフランス人ムッシュ一人、イギリス人老夫婦に分けてあげていました。
私たちのオムレツ減っちゃった~(*´з`)
と、思っていたらオムレツは前菜だったんです!
写真に取るのを忘れてしまいましたが、そのあとトマトのファルシ(肉詰め)プロヴァンス風、その後更にチーズ盛り合わせが出てきました。!(^^)!
いろんな種類を少しづつ。
赤ワインとおいしくいただきました。
そして、アンティークの食器を探している、というと決まったかのように皆さんお宝を出してきてくれます。
今回もスイス人のマダムのおじいさまが船乗りで、航海にでて日本へ行った際に買ってきたというお土産を見せてくれました。
このティーセット。
どうみても中国製!
と思うのは私だけではないはず。
でも海外への輸出用に作られていた陶器もあるわけで、こんな日本製があってもおかしくないなとも思いました。
19世紀後半にはアメリカやヨーロッパにたくさんの陶器が渡っていたようです。
まさにジャポニズムの流行していた時期ですね。
サインがあります。
かなり調べて喜多村と書かれているらしい事が分かりました。
やはり日本のものだったのです!
喜多村は薩摩焼になるそうですが、金彩を使ったものが多いようですね。
しかも輸出用だから柄に迫力がありますね。笑
しかもこのソーサーだけでどうやら500ユーロの価値があるらしいですよ。
びっくりですね。
カップの中にもふたりの坊主がいて、素敵?です。
こんな風に思わぬものを見せて頂き、またこれも勉強になります。
感謝。
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