次回の更新でご紹介する商品です♪
白いファイヤンス製の食器たちは、プリマヴェーラの刻印が入ったお品になります。
このプリマヴェーラ、窯の名前ではなくプランタンの出していた当時のブランドです。
パリのデパート、プランタンで1912-1972年の間存在した別館とでも言うべきか、アトリエが存在したんです。
主にアールデコの時代に繁栄したアトリエで、家具から食器などの雑貨など当時の最新のデザインのものを手掛けていました。
1925年にインターナショナルのエキスポが開催され、その時のパヴィヨンがこの写真↓
http://lartnouveau.com/artistes/sauvage/primavera.htm
(スーピエールは脚にカケと取っ手の横に貫通していないヒビが見られます)
ファイアンス窯ではロンウィとかクレイユエモントローの商品もありました。
どこかモントローの陶器のような趣もあるドデカゴンの食器たち。
刻印はprimavera Franceとしかありません。
モントローのオクトゴナルがしばしばアールデコ時代のものとフランスで言われるのは、角ばったラインがアールデコ調だからなのでしょう。
古いオクトゴナルは19世紀初期のものですが、20世紀のオクトゴナルはアールデコの流行に乗ったリバイバルものだったと言えるでしょう。
半月の刻印まで19世紀のものと一緒で、業者さんもよく年代を間違えているようですね。
話が横にそれましたが、プリマヴェーラ。
インテリアデザイナーや商業デザイナーが一緒になって立ち上げたこのムーブメント。
大成功をおさめ、プリマヴェーラブランドとしての食器も生産されていたようです。
モントロー(HBCM)、ロンウィ、マリコルヌ窯、カンペール窯やBOCHなどがこの時代にプリマヴェーラブランドとして食器を作っています。
Primaveraとスタンプや刻印が入っていたら、プランタンのプリマヴェーラ館(または売り場)で販売されていたものに違いありません。
きりりとした形はアールデコでもなじみやすい、他のものと合わせやすいデザインになっています。
なんでも多くの人に届くよう価格も安めに設定していたようです。
それまでのアールデコのドロドロした曲線からスッキリラインに流行が移行して、第一次世界大戦後~第二次世界大戦が始まるまでは流行が続きます。
この時もまだよい時代だったのではないでしょうか。
と、
商品のお話を全然していませんでしたが。笑
平皿、ランクAとB(Bは少しシミが多めです)と深皿はほぼ全部良い状態。
とはいえ古いものですから、表面にキズや貫入小さなシミなどはあります。
オーバル型の大皿、そしてスーピエールです。
こちらは深皿。
フランスのスープ用のお皿ですから浅めです。
プリマヴェーラのコンセプト通り、お値段設定もお安めになっていますので、複数お買い上げいただけるかと思います。
数も多く用意しております!
以上の商品はグルニエイデコのオンラインショップに間もなくお目見えいたします♪
お楽しみに💖
店長 イデコ(*^^*)
http://ideco.ocnk.net/
PS:10月の旅行、買い付けではなかったのですが、旅行の合間にこんなに良いものに出会えたのもやっぱり北の方だから???
もうグルニエイデコ的にもうれしい旅行となりました💛
すごくないですか、この品揃え。。。
買い付けじゃないのに。。。
また北に行きます!笑
この写真の商品のプリマヴェーラとムスティエのボロボロのピシェ(中央の)だけは次回にご紹介、あとは徐々にご紹介させていただきます。
ギャルリーイデコの方もお見逃しなく♪
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