なかなかない存在感のあるお城。
地元ではお城と呼んでいますが、むしろお屋敷。
でもフランス語ではMaison Forteと呼ばれる建物です。
住むのがメインの目的ですが、上には見張り台、壁は厚く敵からの攻撃を逃れるための13世紀に建てられた家のようです。
このような山間にある、素敵な景色の場所です。
お城の外観は塗りなおしてきれいになっています。
そして、お城のすぐ隣にはゴエミヨーのオススメにもなっているガストロノミーレストランもあります。
ですが、お城の方は長い事放置されっぱなし。
暖炉のあった場所。
すごい事になっていますね。
なんでもスクワットと言って、家のない人たち(ロマ人とかジプシーみたいな人たちでしょうか?)に占拠されてしまっていてかなり荒れてしまったのだそうです。
あちこち壊され、残念なお城ちゃん。
とは言え、なんだか今はやりのブロカント風なインテリアにも見えます。(笑)
13世紀からですから、何度となく上張りされた壁紙や見たこともない珍しい装飾の天井など、ある意味文化遺産です。
実際イゼール県の文化遺産に指定されているようです。
これから改装するのでしょうね。
きっと。。。?
モダンなバスルームはちょっとコルビュジェ風だったり、、
古い装飾を漆喰などで再現しようとした比較的近代の装飾の残り。
かな?
レトロなキッチンもボロボロ。
水も使えません。
(トイレありません)
Tu viens,
On recommence ?
来なよ、また始めよう?
みたいな感じでしょうか。
なんだかかわいいフレーズ。
展示前の相方の小さいほうの作品。
200ユーロ。
欲しい方いたら展覧会終わって残っていたらお売りいたします。(笑)
構図的に分かりにくいと思いますが、壁紙が剥がれている上の天井が面白いんです。
薔薇のレリーフなんですよ!
いったいいつ頃の装飾なんでしょうか。
こんな天井装飾初めて見ました。
素敵な彫刻が施されたボワズリー(木製装飾)の上には、年代を表す剥がれた壁紙が。
素敵な壁紙ですね~。
この壁紙も素敵♪
1920-30年ごろのアールデコ調の壁紙の下には更に古い壁紙が見えています。
ペンキも剥がれている部分の方が多かったり、
でもそこが素敵と言えないでもない、
と思ったが、やはり剥がれすぎちゃうん。
きれいならせん階段。
で、コンテンポラリーアートの展覧会を開催するという事で、相方も写真部門に誘われました。
レアリテヌーヴェルというグループの展覧会です。
作品は自分たちで取り付けました。
総勢36人のアーティストが参加しています。
このモノトーン写真3枚が相方の作品です。
ここでお見せするよりは、ベルナンのお城で直接見ていただきたい。
でも、フランスに住んでいたってわざわざグルーノーブルまで行けませんよね。苦笑
そしたら、相方のサイトで見てみてくださいね♪
私が言うのもなんなんですけど、素晴らしい作品が並んでいます。
ちらり。
ここからは他の方の作品をいくつか。
バスルームにとても合う写真たちもあり。
意外にもコンテンポラリーというかアブストラクトアートが合うんですよ、排他な場面に。
黄色い作品と、ブルーの扉、剥がれた壁紙が合わさってとっても芸術的♪
手前の木の棒もまた別の作品なんですよ。
壁の上に漆喰やコンクリート、そして壁紙、なんだかいろいろな層があって面白い。
いっきに個のお城の歴史を見ているかのようです。
やっぱりこの壁紙が気に入ってしまって写真何回も撮りました、(笑)
年代別に、でもなぜか全体がマッチしている。
そうそう、フランスだけでは荷かもしれませんが、ひと時前からフランスのインテリアは壁紙ブーム。
いろんな壁紙が出てきています。
特にデカダンス風もしくはレトロ風が流行っているようで、カフェなどに使われています。
展覧会は作品の販売も兼ねています。
大きなものはそれぞれにお値段が違いますが、入り口右側にある小さい作品は200ユーロ~300ユーロと手の出る範囲で買えるんですよ💕
また会場に戻り、
まだこの時は設置中ですので、今はもっと見やすくなっているはずです。
アーティストたちが希望の場所を選んだりしながら、最終的にインテリアの雰囲気に合う場所を見つけていきました。
この作品も素敵ですね♪
この一角だからまた素晴らしいと思います。
廊下にも。
あらゆる場所を使って。
ライティングも自分たちで調整。
昔デコレーターだった時、照明って熱を持っていて暑いので素手では触れなかったのですが、今暑くないんですね!?
相方が照明直すのに手袋持っていなかったので、バンダナを貸したら熱くないっていうんです。
ライティングの技術も進歩したのですね。
白いマーブルのオブジェ。
これも場所にマッチ。
どうしてこの形?
考え出すと止まらないアブストラクトの世界です。
これも設置中でしたが、アーティストが壁に穴をあける許可を市長さんに頼んで、穴をあけての設置という大掛かりな作品。
白い風車のような手裏剣のような。(笑)
近づいてみると、
小さなひし形がいっぱい。
これ手で切って全部自分でつけたんですって!
サイドは黄色でさわやかに。
壁紙はもうかろうじてくっついている状態ですが、コンクリートの壁にはアブストラクトの作品。
5月上旬、もう桜の木にはさくらんぼがなり始めていました。
まだ続きますよ~!
荒れ果てたバスルーム。
どこかコルビュジェ風の造り。
大きな鏡がきれいに割れていて、かなり廃退的な感じになっています。
このまま残しておいても芸術的かと思いますが、スクワットするような人たちが割ったと思うとなんだか残念。
やっぱり改装してほしいかな?
遠くにアルプス山脈。
ハイジがでてきそうな景色ですよ。(笑)
わ、鳥ちゃん💕
これは作品の一部です。
この壁は、丸いのが作品。
赤い棚の扉も床のタイルも素敵ですね~~~
いろんな作品があって、写真に全部撮り切れていませんが、特に好きなものを載せてみました。
5月なのに日差しの強い暑い日でした。
市長さんとの集合写真。
アヌシーやグルノーブルにこの夏行かれる方は寄ってみてください♪
面白いですよ!
結局行けなかったきっとおいしいであろうレストランはこちら
http://www.restaurantlaveyrie.com/menu-la-veyrie-bernin/
https://www.facebook.com/La-Veyrie-552372311567299
展覧会はこちら!
https://www.ericpetr.net/single-post/2017/05/26/expo-chateau-de-la-veyrie-2017
相方のサイト。日本語でないので分かりにくかったら下の住所を頼りにしてください♪
EXPO:
”HORS LES MURS”
団体: Realite nouvelle
2017年9月18日までChateau de la Veyrieにて
住所:Chemain de la Veyrie 38190 Bernin
ヴェルニサージュの様子のビデオ:https://youtu.be/gUCrAyohpjo
PS:驚くことにベルナン市長さんは何の宣伝もしてくれていないので、ネットで見つけるのかなり難しいかもしれません。。。
でもお近くまでいらっしゃる方、上の情報を目安にレストラン目当てにお城にもよってくださいまし♪
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