グルニエイデコ Grenier iDeco Online Shop ブログフランスアンティーク食器と雑貨 : マリコルヌ窯エミールテシエとヨーロッパのクリームウェアなど♪　　リアルショップ Jardin de Diane

2017年6月19日

マリコルヌ窯エミールテシエとヨーロッパのクリームウェアなど♪　　リアルショップ Jardin de Diane

今日はエミールテシエの白い陶器をいくつか、そしてヨーロッパのクリームウェアをご紹介いたします♪

葡萄レリーフの付いた20世紀のフランス陶芸界の巨匠、エミールテシエによるパニエ陶器です。

これは手持ちで飛行機に乗らなければ！
と小さい機内用のスーツケースを用意していたのですが、他の商品との組み合わせの関係で、大きなスーツケースの方に入れることになりました。。。

無事に到着してくれるかどうかがちょっと心配です。

1か所、取っ手に修理跡が見られます。
しっかり接着されていて、この陶器の造りの複雑さもありあまり目立ちませんが、スーツケースの中に入れてよかったのだろうか、、、と今頃心配になってきました。(*´ω`*)

もし、リアルショップ当日ギャラリーに並んでいなかったらすみません。。。|дﾟ)

パニエのサイドには製造時にできた亀裂というか、きちんとくっついていなかったような部分。
でも、手作りでこんなに複雑なものですから、こういうところに人間らしさがでていると感じていただける方へ♪

とても美しい作品です。

そして、小さめの水差しと小さなミルクポットも♪

中央にパールのような装飾が付いた、エレガントなデザインの水差し。
少し小さめで扱いやすいです。

こちらはとっても小さなミルクポット。
もしくはおままごと用の水差しだったかもしれません。
日本でいうコーヒーに入れるクリーム用にはピッタリかと思います。

そして、こちらはBOCHのクリームウェア。
19世紀初期のもののようですが、クリーム色が素敵なお色です。

ルクセンブルグ(国)時代のセットフォンテーヌ窯からクリームウェアが作られていましたが、それを受け継いだBOCH、当時の国の関係は複雑ですが、ルクセンブルグ→ベルギーへと国は移りながらも王室御用達の窯として有名な窯です。

後ろの取っ手からのレリーフも美しく、

注ぎ口の下にあるマスクが。。。(*^^*)
守られているような感じがしませんか？

何から守られているのか、それは謎(笑)

脚に小さなカケなどが見られますが、きれいな状態です。
一人用ミルクポットのような小さめのお品です♪

そして、蓋つきのCREILのカスタードポット。
クリーム系のデザートを入れる用の小さなポットです。
デミタスカップほどの大きさですので、フランスではきっとコーヒーを飲むときにも使われていたことでしょう。

フランス19世紀初期。

そして、ドイツのクリームウェア。

ヒビの見られる部分が2か所ほどありますが、ぐらつき等なく安定しています。
この手のパニエ陶器でラインの入っていないものは正直見たことがありません。

それ以外は風化など見られずとってもきれいな状態です。
サルグミンヌにも同じタイプのパニエ陶器があります。

サルグミンヌの19世紀～20世紀の商品には、「これ他の窯で見たことがある」というような同じタイプのものが多々ありますが、窯同士でデザインを売買していたようで、サルグミンヌは特にいろんな窯からデザインを買っていたようです。

イギリスのミントン社から、クレイユから、ボッホから、バルボティーヌのお品にも似たようなデザインがあるのはそのような理由からなんですね。
しかもデザインを真似したサルグミンヌの方が素敵だったりするものも。(笑)