2011年10月27日

コレクション・ルギャール アスティエ・ド・ヴィラットと銀食器など

10/26(水)グルニエ・イデコのオンラインショップに新商品をアップしました!
http://ideco.ocnk.net/

今回は銀食器メインにコレクション・ルギャール有り、ヴィエイヤール・ボルドー有り、そしてやはり私も大好きなクレイユ&モントローもあります。

 コレクション・ルギャールのピシェ(水差し)
下地の黒土が白の釉薬に透けてきれいな陰影を出しています。
デッドストックもののようです。

 アスティエ・ド・ヴィラット コレクション・ルギャール
ナプキンリング。
オーナメントとしても。

 クレイユ&モントローのレリーフプレート。
うっすら青い釉薬どころではなく水色の釉薬です!

 ヴィエイヤール・ボルドーVieillard Bordeauxのこちらもきれいな色の絵皿。

 ゴールド鍍金の銀製ミネルヴァのシュガートング。
ミネルヴァの刻印の入った銀製品が他にもあります。

 パール装飾のきれいなフォークとスプーンのセット。
モノグラムが入っています。

 クリストフルのオーバルプレート。
銀食器ってさすがだなと思います。

グルニエ・イデコ オンラインショップ
http://ideco.ocnk.net/


2011年10月10日

ヴィエイヤール ボルドー Vieillard Bordeaux

クレイユ&モントローと同じ時代に存在し、そして19世紀のうちに無くなってしまった釜です。

始まりは1835年。
1714年に生まれ当時すでに人気のあったボルドー陶器。
フランスから海外へも輸出されていました。
ボルドーの港から近いイギリスでも人気があったのでしょう。
イギリス人のDavid JOHNSTONが700人の職人をイギリスから連れてきて、ボルドーに工場を持ちボルドー陶器を作っていきます。
繊細なレリーフがきれいな作品や絵皿が多くあり、今までの下手をすれば野暮ったくも見えてしまう古いボルドー陶器とは違った洗練された新しいデザインの陶器を作っていきます。

1845年David JOHNSTONの後を継いだのがJule Vieillardジュール・ヴィエイヤールです。
ジュールもきれいなレリーフ物、絵皿は続けて作っていきます。
そしてパリ万博の際に賞をもらい、さらに知名度を上げます。
ジャポニズムやオリエンタリズムにも挑戦し人気の陶器をたくさん生んでいます。

その後、息子の代になり、さらに新しく植物や動物をモチーフにした食器を作るようになりました。
しかし、その跡は誰も継ぐ人がいなかったのか1895年には釜は閉鎖してしまいます。
なんとも短い命の釜です。
20世紀に陽の目を見ることの出来なかった釜。
ヴィエイヤール・ボルドー

下の3つはガーランドシリーズ
年代は1848〜1868の間
 スーピエール

 シェル型のラヴィエプレート


 白いサラダボウル
年代は1848〜1868の間
 



20世紀に陽の目は見られなかったヴィエイヤール・ボルドーですが、その先代のダヴィッド・ジョンストンの時代はさらに短く貴重です。
機会があったら購入してみたいと思います。


上記の器たちは近々オンライン・ショップでご紹介いたします。

http://ideco.ocnk.net/