2015年8月31日

フランスアンティーク リネン の シュミーズたち

蚤の市などで、かわいくてついつい買ってしまうものの中にリネンのシュミーズがあります。

刺繍やレースがかわいくて、ついつい。笑

ちょっと集まったので、一度ご紹介しようと洗濯しアイロンかけて写真撮り。。。のはずが長い間使っていなかったアイロン。
いつ使ったかも覚えていないくらいに棚の奥の方にしまってあったものです。

コンセントにつないで待つこと、待つこと。
待つこと、一度他の事をしながら待つこと。
フランス製だから時間がかかるのかな、なんてまだ期待しながら待っていたんですが、ハンドル部分は熱くなっているんですが、肝心のアイアン部分が熱くなりませんでした。

という事で、そのまま写真撮りをすることになりました。苦笑
すみません、でもイデコの中ではこの洗いっぱなしの感じの方が好きだったりします。
言い訳みたいですが。笑


その前にまず、花嫁さんの花かんむり。
とても、素朴なものですが田舎風でと~ってもかわいいお品です♪


 襟もとにもかわいい♪
とは思ったのですが、繋がっていますのであまたには乗りますが首まで下すには手直しが必要です。笑

シルクだと思うのですが、マットな部分と光沢のある素材が混じり合って陰影ができています。
考えられていたとしたらすごい!
くしゃくしゃ、端っこが解れた感じがまた味があってかわいい♪

頭に乗せてもかわいい、インテリアの一部にも雰囲気のあるものです。


 このちっちゃなピンクの花かんむりは、更に素朴で小さな野の花を集めたような可愛らしさがあります。


 花弁の先端の多くは取れてしまいまっていますが、残っている部分もこうしてあります。
これ、密かに頭に乗せてみましたが。。。笑
かわいい!

さすがに外に出る勇気はありませんので、やはりインテリア用か密かにひとりで、ニヤニヤする程度でしょうか。爆
皆さん、どうやって使っているのでしょうかねぇ。


 お次は付け襟です。
広めの幅のギャザーがたくさん寄ったレース付のかわいいお襟です。

かなり気に入られて頻繁に使われていたもののようです。

襟首の上の方は解れて、ミシンで縫われているのですが解れた糸がちょろちょろ出ています。
小ぎれいに着こなすのが苦手な私には、この方が味があってよいなと思います。
小ぎれいに付けて見たい方にはお直しの必要なものです。


 もう一つも同じ持ち主の方のものだった、付け襟。
両方ともレースの部分はルピュイのものと聞いています。
モノグラムの刺繍がされて更にかわいいお品です♪


 後ろ姿も美しいでしょう?

イデコはさっぱりスタイルなので、かわいらしいものが似合わないんですが(笑)、イデコがこの付け襟するならダボッとしたジーンズとかオーバーオールとかに合わせてみたいですね。


 そして、シュミーズ。
1900年前後~20世紀中頃、下手すると今のおばあちゃんは今でもこの手のリネンを家できていたりします。
よくは夜に着るパジャマかお風呂上りの寝る前に着ていたのかなと思います。
この姿で外を歩く事はなかったんじゃないかと。



 ディテールも素敵でしょ?笑
田舎のものですから、凝った刺繍というよりは一般の家庭で着られていたような素朴なデザインです。


 このボディーが9号~11号の間くらい、どちらかと言うと9号よりだと思います。
腕周りが大きく開いていたり、逆に細めだったりするものがありますので、オンラインショップで写真を良くご覧になってくださいね。
分かりにくければ、お手数さまですがご質問ください♪
なにしろイデコは布系は少し弱いもので。
皆さまのほうがお詳しいかと!


 この胸元の開き方がかわいいシュミーズはちょっとフレンチ袖っぽくなっています。

胸のギャザーがまたかわいい♪
下にギャザーたっぷりのスカートをはいてもかわいい、ジーンズでもかわいいと思います。
二の腕見せたくない方は、下にTシャツや羽織りものを上から着ればまたそれも素敵ですよ♪


 全部手縫い。。。!(*_*)
昔のフランス人って、器用だったんですね。
しかもすごい仕事の量だと思います。

洗濯も近所の洗濯場に行って、井戸端会議しながらの洗濯。
楽しそうですが、自分の趣味の時間には余裕がなく一日家事で終わっていたんでしょうね。


 ボタンが取れていたり、


 わきの下には破けてしまったことろを補修した跡。

気に入っていたとかではなく、リネンを無駄に使わない、使えない時代だったのでしょう。

日本へ行く機会があるとしたら、大切にしていただけたらいいなと思っております。


 後ろから見た肩のラインがかわいいんです♪


 ダボッと。
やはりギャザーたっぷりのスカートとか、ジーンズ、少し長めですのでレギンスなんかも合わせられそうです。


 最後のシュミーズです。

 レースはボロボロなんですが、おそらくルピュイのレースではないかと思います。


 ステッチもなんて、細かな。。。


 ラインがかわいいでしょう。
少し大きめです。
ダボッと、またはお直ししながら♪



それ以外には、テーブルリネンとして濃いグレーのテーブルナプキン。
きれいなモノグラムが入っています♪

かなり濃いグレーで黒に近いです。


ブロカントのマダムが自分で染めたとおっしゃっていました。
光の具合で、ダマスク織のダミエ(市松)柄がはっきり見えて素敵なんですよ♪



 天使のテーブルセンターや


シワシワしていてすみません。
テーブルセンターはアイロンかけた方がいいかと思います。笑



 白いコットンのピケ。
機械編みです。

ベッドカバーだったのではないでしょうか。
ソファーカバーやフロアに敷いたりしても良さそうです。


 美しい柄でピケ部分の陰影がたまりませんっ!



そして機械編みのクロシェ。
大判のベッドカバーでしょうかね。
でこぼこ感が素敵なんです♪

実は布系、アップ日に間に合わないかもしれません。
ここは大目に見ていただき、できなかった分はUP日に少しづつUPさせてくださいませ。m(__)m


以上の商品は間もなくグルニエイデコのオンラインショップにお目見えいたします♪

http://ideco.ocnk.net/

サルグミンヌ の アンファンリシャール シリーズ

サルグミンヌの窯らしいアイボリー色の地に、かわいいイラストがプリントされたシリーズです♪

リシャールという名の19世紀のイラストレーターが描いたかわいいイラストは、リシャール自身の子供時代の事を題材に描かれているとも言われています。


リシャールが子供だった頃のフランスの様子がユーモラスに、またロマンティックに描かれています。
今回は5枚ご紹介します。


 はじめにご紹介するのは、カケやヒビが見られますがイデコの一番のお気に入りです。(*^^*)

まだ若い女の子、きっとお屋敷に奉公にでてお手伝いさんとして働いているのでしょう。
お屋敷の壺かお皿かなにかを割ってしまい、修理屋さんに修理を頼みに来たところのようです。


 何が切ないって、当時はまだ高価で貴重だったに違いない陶器を割ってしまったわけですから、それは大変な事だったのでしょう。

女の子がタブリエで涙をぬぐっている姿が、もうもう。。。もう。。。涙


 修理屋さんの男性もまだ若い青年のようですね。
当時はアグラフと言う修理方法で、割れた陶器の破片同士を大きなホチキスかガンタッカーみたいので、止めてくっつけていたんですね。
意外と丈夫なこの修理方法、分からないのはどうやって止めていたのだろうかという事。
パチンと留めれば更に割れてしまいそうだし。。。?

右下にあるニワトリみたいな鳥の柄のお皿がやはり3か所アグラフされていますね。


 女の子の足元には白いねこちゃんが。笑
なだめるかのように、やさしく寄り添っています。涙


 まだ10代くらいのようなプロフィール。。。涙
リシャールはこういった描写がとても得意ですね。
しかもかわいい女の子と、まじめな青年。
いかにも恋が生まれそうな、なんだかドキドキする場面です♡


 つぎは、赤ちゃんを見つけに来たカップル。笑
発想が面白いですね。

 野菜の上に乗った赤ちゃんはバリアに囲まれています。
今生まれたかのような、眠いのか泣いているのか。。。
羽が生えていて天使ちゃんなんですね。


 このムチムチがたまりません!



 つぎはスリッパの修理屋さん。
”シンデレラのスリッパ”という名の女性と女の子専用の修理屋さんですって!(*^^*)
まあかわいい青年ですから許しましょう。あはは

19世紀後半に流行ったフォーキュル(偽のお尻)という下着の種類をスカートの下に付けて、お尻が盛り上がるように見せるドレスを着ている女性。
ちょっとブルジョワな雰囲気が漂っていますね。
なんだかここにもちょっとドキドキ感が♪



 スリッパか、サンダルと言ったところでしょうか。


これもかわいくユーモラスなイラストです。


 フライドポテトのようですが、きれいな女性が作ったこのフライドポテトが子供たちは大好きなんですね。
今のフランスの子供もポテトが大好きですが、昔から変わりませんね。

お金を渡そうとしている子供をやさしいまなざしで見るポテト屋さんの女性。
「はやくちょーだい」みたいな、早く食べたそうな様子が伝わってきます。


 うしろには、ちょっとつまんで走っていく女の子とそれを追いかける犬がいます。笑

かわいい。

 これも、犬なんでしょうか?
ネコ?


 いつも、かわいいなと思うのが来ている洋服。
特に靴下がかわいいんですよ!
19世紀のデザインとは思えないかわいらしさ♪


 最後は赤ちゃんマルシェ。

ロマンティックでかわいい人物像とは反して、赤ちゃんを売っている女性のイラストです。

 髪飾りにお花を付けて、胸元の開いたドレスに十字架のチョーカー、というオシャレないでたちです。
三本の指をかざしている左手は、キリストの姿をも思わせます。(キリストは右手だったと思いますが)



もちろんこれはリシャールの想像上のイラストで、当時こんな風に赤ちゃんが売られていたわけではないと思います。笑



少し脚高になっていて。

壁掛け用に穴が2カ所開いています。

ヨーロッパではコレクターがいるために高値が付いているリシャールのイラストのお皿たち。
今回のお皿の内2枚ほどがサルグミンヌの陶器美術館にも展示されています。





他にはサルグミンヌ定番の花形リムのお皿とラヴィエも今回出てまいります。
サルグミンヌらしい、いつまでもかわいいシリーズですね。
お皿は美品とは言えないものですので、お安くご提供しております。
送料込みのお値段ですので、かなりお安いですよ!



以上のサルグミンヌのお皿たちは、もうすぐグルニエイデコのオンラインショップにお目見えいたします♪


グルニエイデコのオンラインショップ
http://ideco.ocnk.net/



店長 イデコ(*^^*)