2014年4月24日

フランスアンティーク界の王道 カフェオレボウル特集 ♪

やっぱりカフェオレボウル。
今回グルニエイデコでは3回目のカフェオレボウル特集ですが、もう計算いたしません。
好きなものはこれからも、何回もご紹介して行きたいと思いますので。(*^^*)

今回はこんなカフェオレボウルたちがいますよ。
赤系の柄のカフェオレボウルたち。
大きさも様々です。
牛さんもうっとり。笑

 ブルー系のカフェオレボウル。
濃いブルーも素敵なんですが、水色も素敵ですね。(^^)

 集めるのが比較的難しいグリーン系。

 私も大好きな真っ白なレリーフボウルたち。
このボウルは人気者なので、状態の良いものを見たことがありません。
状態の良い商品を扱うことの多いグルニエイデコでも状態の悪いものもあります。
どうぞ写真などをよくご覧いただいて、不明な点はお問い合わせくださいね。
追加の写真をお送りすることも可能ですので。
(撮影している写真の画像度は高いんですが、なぜかネットショップのテンプレートにアップロードすると少し画像が落ちてしまいます。すみません。m(__)m)

いろいろな白いボウル


モ~、草のあるところへ行きたいぞ~。
とパンジーを見つめる牛さん。

カフェオレボウルの状態は本当に様々です。
カケやヒビは当たり前のように入ったものがほとんどです。
そんなもの使えない~とお思いの方もいらっしゃると思います。
いいえ!使えるものがほとんどです!笑
フランス人もボロボロになったボウルをいまだに使っている人もいるんですよ。

いろいろな大きさ、状態のものがありますので、どうぞごゆっくりご覧くださいませ。

店長 イデコ

南仏のお嫁入り道具だったピションユゼスの陶器たち

ユゼスという村の南仏の窯です。
ピション家族が作る陶器。
南仏では結婚する際にお祝いでもらったり、お嫁入り道具として持たされていたようです。

今回ご紹介させていただく、オクトゴナルの食器たち。
南仏のおばあちゃんが結婚した際にお祝いでもらったものなんだそう。
大切に使ってきた様子が伺えます。

おばあちゃんが結婚した年を考えるとおそらく1950年くらいのお品物だと思います。
戦後の復興が始まったくらいのまだ生活の苦しい人が多かったであろう年代。

 そんな中でユゼスのピションの陶器たちはとても高級なものだったに違いありません。
こんなきれいなオクトゴナルの食器セットをいただいたら、うれしくない訳がないですよね。

 キズがあっても、カケがあっても愛されてきた器たち。

一緒に人生を歩んできたおじいちゃんとの思い出がいっぱいなんだろうな・・・
とか思うと粗末には扱えません。

 大型のオクトゴナルのオーバル皿。
下のオーブン用のお皿で焼いた鳥の丸焼きをこのお皿に乗せて、切り分けたんだろうな。
フランス人は鳥のローストすきだものな。

オーバルタイプのオーブン用のお皿は、使われていい雰囲気に色が変わっています。
このオーブン用のお皿だけは私も使わせていただきます。
他のものは使わずにお売りいたします。
(私がおばあちゃん、という訳ではありませんので念のため)笑

思い出の詰まった陶器たち。
無駄にしたくありません。
フランスのご子孫たちは、引き取らないんですね、こういうの。
とても素敵なのに。。。
残念に思いますが、そのおかげで日本の皆様にフランスの古い食器をお送りできるという訳でございます。

ピションの食器、現代のものよりずっしり重みのあるものです。
邪険には扱えない代物です。

2014年4月17日

フランスアンティーク ムスティエとヴァラージュの白い陶器たち

南仏の蚤の市でたまに見かけるムスティエやヴァラージュなどの白いアンティークの陶器。

とろ~りと分厚く白い釉薬が南仏のほのぼのほんわかした雰囲気にしてくれています。



 写真で見るだけではわからないと思いますが、このお皿と~っても大きなものです。
横の長さが43㎝。
アンティークギャラリーの会場で壁にかかっていたこのお皿。
「見せてください」というとすかさずはずしてくれましたが、フランス人の取り扱い方にはヒヤヒヤいたします。苦笑。
このスタンドの人は自分の売り物なのに、なにも知らず「白いお皿よきれいでしょう」と言うんです。
その向かいのスタンドは高級な商品を取り扱うスタンドでした。
その向かいのスタンドのムッシュが見かねて、こちらに来て「これは18世紀のムスティエだよ(そんなことは知っておりますが。笑)、いいもの見つけたね」と言うんです。
しまった!店主は何も知らなかったから安くしてくれただろうに、ムスティエとか言わないで~。
と思ったがすでに遅し。
私に背を向けて二人でコソコソ相談しています。
(聞こえてるんだけど!笑)
 上の写真をよ~く見ると縦にうっすらラインが走っているんです。
写真だと分かりにくいですね。
釉薬の下なので、修理された後なのかもしれません。
もちろんコレクション用として飾っていてもいいんですが、この程度ならまだまだ使えます。

 裏を見るとぽってり釉薬の美しい姿。
後ろ姿もきれいです。
裏には刻印もバッテン印もありません。
向かいのムッシュに「でもバッテン印がないですよ」とこのお皿の持ち主の店主に聞こえるように言ってみると。笑
「バッテン印のないものは、バッテン印のあるものより古く18世紀のもの」なんだそう。
確かに18世紀の王室御用達のマニュファクチュールと呼ばれる窯の陶器には刻印がありません。
刻印なるものがフランスで出来たのは19世紀初め頃。
(もしかしたら18世紀の終わりにはもうあったかもしれません)

 歴史を感じるお皿です。

 この不器用な形もまた味があり、大好きです。
釉薬の剥がれ、キズ、カケ、ヒビ、全部含めてこそ味のあるアンティークです。
そんなおじいちゃんを大切にしてくださる方へ。
なぜおじいちゃんなのかって?
大きなお皿はPlatだからです。笑
Platはフランス語の男性系の名詞です。

 こちらは、またこの写真では分かりずらいのですが、一回り小さなお皿。
ヴァラージュかムスティエだと聞いています。
形からして18世紀のムスティエではないでしょうか。

そもそもこの形は銀食器をもとにした形。
フランスにはまだ陶器製の食器が少なかった時代、17世紀の終わり~18世紀にかけてのルイ14世時代。
戦争に必要な銀も含めた鋼鉄類を回収、その後は銀食器を含む銀製品の使用を禁ずる命令を出します。
銀食器や銀製品の禁止ったって、その時代のフランス人の平民は銀食器なんて使えるわけがありません。
平民への禁止ではなく王族や貴族への禁止令です。
王族や貴族などだけでかなりの量の銀食器が使われていたんでしょうね。

ムスティエのこのプレートの形ももともとは銀食器の形なんです。
花形リムのお皿は銀食器でもピューターでも見かける形ですよね。
陶器はあとから来たものです。

大きなお皿と小さなお皿を2枚重ねて。
気が付くと大きなお皿の方に顔のように見える気泡の跡が。笑
かわいい。

 こちらはまた良い雰囲気になっているヴァラージュの器とのこと。
18世紀のものとは聞いていますが、裏のはっきりとした脚らしき部分の作りからして、19世紀のものかもしれないと思っております。
その昔、今のようにケーキが存在しない時代に、デザートとして出した干しイチジク、干しぶどう、ハシバミ、アーモンドなどを乗せるもののようです。
プロヴァンスのクリスマスの13種類のデザート(ドライフルーツやフリュイコンフィなど)は伝統的なものなんですが、そのうちの4つのデザート用なのだそう。

 摩訶不思議な形。
蓮?
葉のように見えるお皿が3枚と蕾がにょろっと生えています。
中央が花なんでしょうか。



大変大きな器なので、お店の商品置いたり、ディスプレイなんかによさそうです。
ご自宅用なら寄せ植えをそれぞれのお皿の上に作ってみたり。
おもてなし用におつまみを乗せたり・・・
とても南仏らしい雰囲気の陶器です。

私だったら背の高いすっきりしたフラワーアレンジメントを3つお皿の上に置いてみた気がします。
売れなければ一度試してみたいのでやってみますね。(^^)

以上の陶器たちはもうすぐグルニエイデコのオンラインショップにお目見えいたします。

今週から南仏では大きなアンティーク市があり、明日から留守がちにいたします。
20日の夜には戻ってまいりますが、泊りがけであちこち回ってまいります。
お問い合わせや商品の発送などは月曜日以降になりますので、よろしくお願いいたします。m(__)m

また、余裕があればインスタグラムやFacebookなどでアンティーク市の写真を載せてみたいと思っています。
なかなかいらっしゃれない南仏のアンティーク市の雰囲気を楽しんでください。

インスタグラム 
http://instagram.com/grenierideco

Facobook
http://www.facebook.com/Grenierideco

☆ 2014/04/22追記
先週末に行ったアンティークフェアで、ヴァラージュの変わった形の陶器と同じものを見つけました。
http://grenier-ideco.blogspot.fr/2014/04/blog-post_22.html
でも絵付けがされており、裏にはマルセイユ窯のヴーヴペランのサインが。
マルセイユ窯のお品はフランスではとても高値の付いている人気商品なんですが、お皿だったら安くても2万円とかする代物なんですよ。
日本ではあまり知られていません。
柄付の食器はあまりお好きじゃないのかな?

マルセイユ窯の食器は柄の付いたものが多く、このように真っ白なのは珍しいんですが、陶器自体はヴァラージュ窯のもので絵付けだけがヴーヴペランの窯でされたのかもしれないと思っております。
不明な点が多くてすみませんが、ヴァラージュかマルセイユ窯という事になります。

2014年4月5日

みごとなアーティチョーク 

ほとんど毎日のように通っている郵便局。
本当はそのあとモノプリ(スーパー)でお買い物をしたいんですが、その郵便局の近くにはスーパーUなるものしかなくて、購買意欲が湧きません。
とりあえず必要なものだけを買うんですが、先日、こんな大きなアーティチョークを発見!

 クッキングヒーターのサークルの白いラインが見えていますね、これは鍋のサイズなので、相当大きいことが分かると思います。

 特大の鍋にそのまま入れてしまいました。(チャレンジャー)|д゚)
ところが本当は茎も切って、先端に棘があるんですが、それもチョキチョキ切ってから調理するんだそうです。
あとでレシピ見るなってかんじですが。
この鍋の大きさは、スパゲッティーが横にすっぽり入るくらい大きい鍋なんです。

 ソースは赤ワインビネガー&オリーブオイル&マスタードを混ぜたもの。

 ゆであがり~。
(相変わらず茎が・・・)
繊細な料理ができなくて、すみません。苦笑
お皿いっぱいです。

どうやって食べるかが気になりますよね。
たくさんついている葉っぱ(?)を一枚はがしては食べる、一枚はがしては食べるを繰り返すという何とも無言になる作業です。

 どこを食べるのかというと、葉っぱの根元。

 ここです!
これが少ししか実が付いていないので、中心にたどり着くまでに飽きてしまうわけですが、それでもがんばって。

 ここまで来ました。笑

 これは食べた後の葉っぱ。
きたなくてすみません。
でも興味おありでございましょう?笑
私は根元の部分しか食べないんだと思っていたら、相方(主人)は葉っぱの裏側をぜ~んぶ食べていました。
人それぞれだと思います。

 そして、メインはここからです!
中心にたどり着いたら、上の写真の左側に見えている髭みたいなの、これを取り除いてください。
取り除いたところが右側の部分です。

そして、このちっこいメインの部分をやっと食べられるという訳です。
甘くないサツマイモみたいな。
ちょっと煮すぎたのかな?でも香ばしくておいしいです!

もっとオーブンで焼いたり、いろんな食べ方があるんですが、忙しのでこんなかんじです。
これは前菜ですよ。
この後ちゃんとパスタをいただきました。

どうもお料理関係の写真、おいしそうに見えないような気がしているのですが、イデコが料理得意じゃないからそどうしても出てしまうんでしょうね~。
でも一つ物知りになりましたね皆さまも。笑

私は買ってきてすぐにいただいてしまいましたが、すぐに食べないときは。。。

 こんな風に飾ってもきれいです。