2013年10月31日

ヤドリギ柄の食器たち 新商品アップしました!



新商品をアップしました!
今回はヤドリギ柄限定です。
(少しヒイラギ柄もあるのですが・・・)

1900年あたりに流行った宿り木の柄。
アクセサリーや装飾品などにかわいいヤドリギの柄がたくさん見られます。
グルニエイデコでは食器に限定してヤドリギを集めてみました。
私ってやっぱりオタク?
かなりの散財でした。笑

いろんなタイプがあります。


まずはロンシャン窯のものから。

 珍しい形の水差しです。
アイボリーの地にやさしいブルーのヤドリギが美しいお品です。

 側面の美しいレリーフのソーシエール(ソース用容器)
当時のお料理には欠かせなかったソース、フランスならではの容器ですね。

 そして、レリーフと丸いコロンとした形がかわいいヤドリギのスーピエール。
脚付きで更にかわいいんですよ。


次にご紹介するのは、バドンヴィレー窯。
シックな濃いグリーンが素敵です。

ヤドリギのモチーフに動きがあって、なんだかウキウキしてくる柄です。笑
大き目の水差しですので、今だったらざっくりと秋アジサイのドライを大胆に飾ってみたいものです。

カップ&ソーサー。

デザート皿。
ヤドリギの実の部分はぷっくり盛り上がっているんです。
縁はレリーフになっていて美しく。



 次はこの当時既にかわいい柄でマダム達を楽しませてくれていたディゴワン&サルグミンヌのヤドリギシリーズ。

パープルのグラデーションがふんわりした雰囲気で素敵です。
やはり縁はレリーフで美しく。
上のはデザート皿。

 カップ&ソーサーもうれしい大きなサイズ。
ココアやカフェオレなんかが出てきた頃なんでしょうか・・・。

 カップの裏がまた凝っていて、お花のレリーフになっているんですよ!
素敵~(#^.^#)
  お砂糖を入れる為のシュガーポット。
フタのつまみが歪んでいてかわいい。笑

そして前回もご紹介させて頂きました、大御所の陶芸家エドモン・ラシュナルによるリュネビル窯のヤドリギシリーズ。
詳しくはこちらを↓
http://grenier-ideco.blogspot.fr/2013/06/1900luneville.html



 今回はデザート皿と深皿、スーピエール、ラヴィエ、プレートのご紹介です。

 柄がそれぞれ微妙に違うんです。

 色も微妙に違うのでよくご覧くださいませ。

 スーピエールはほとんど新品状態。
とは言え貫入は見られます。
博物館並みの価値のお品ですので、お値段は少しお高めにはなります。

 今回のほとんど未使用の状態のリュネビル窯のヤドリギシリーズは、売主の方のご家族のそれこそ屋根裏からでてきたものなんだそうです。
きっと大切に眺めていただけなんでしょうね。
ほとんど使われなかったと聞きました。
せっかくご家族の思い入れの入ったお品を手放してくださったのですから、日本へ行く機会があるならば大切に使わないとですね・・・。
(他の方から購入した状態のあまり良くないものもオンラインショップに混ざっています、良くご覧くださいね。)
 いろいろな状態のものがあり、風化の進んでいるもの、新品みたいにきれいなものがあります。
アンティークですので、キズやシミ、ヒビやカケのあるものももちろんあります。
よ~くご覧になられてからご購入をお決めくださいね。(^_^)


クリスマスには少し早いのですが、11月はお休みが多いのと万が一郵便局の都合で荷物が遅れてもクリスマスに間に合うようにと今のうちに更新させていただきました。

皆さまもクリスマスの準備、是非楽しみながらなさってくださいね。♪

店長 イデコ
http://ideco.ocnk.net/


2013年10月28日

クレイユモントローのフローラシリーズ クリスマスバージョン

ちょっと早いのですが、クリスマスのお話を。

クレイユモントローのフローラシリーズにはいろんなタイプがあってり、昼顔バージョン、スズランバージョンなどがあります。
朝顔の花の形をした昼顔バージョンが一番生産数も多く、爆発的人気がでた時期だったようです。
今でもフランス(だけではないと思いますが)のコレクター達がこぞって集めるシリーズになっています。

今回はそのフローラシリーズでも生産数が少ないヒイラギバージョンのご紹介です。


デミタスカップとソーサー。
デミタス用なので、エスプレッソやカフェノワゼットなど用の小さなカップです。
でも普通のコーヒーをコーヒーポットから少しずついただくのも乙なものです。

 持ち手にまでも柄が入っています。

 内側にも。(^_^)

 こちらはシュガーポットです。
残値ながら蓋はありませんが、この状態で気に入ってくださる方に。


 横の持ち手部分のレリーフがまた非常にきれいです。


 こちらはコーヒーポット。
ひいらぎちゃんがたくさん付いています。

 上から見てもきれい。
蓋のつまみの部分、一度壊れて修理された跡があります。
多分ボンドかなにかでくっつけてあるのだと思いますが、ビクともしない丈夫さです。
またあまり目立たない為、私ははじめゴシゴシと力を入れて洗っていました。
後から気がついてヒヤ~ッ!
でもなんて丈夫なんでしょうか、よかったです。笑

 持ち手にもヒイラギ。
足元にもヒイラギ。

 蓋にも細かなヒイラギ。

やはり持ち手のレリーフが大変きれいです。

コーヒーポット、シュガーポット、カップ2個は南仏の蚤の市にて仕入れたもの、他のカップ&ソーサーは別で仕入れたものです。
蚤の市で仕入れたものは、売主の方が「昔から家で見ていてもう飽き飽きしていたのよ」となんともかわいそうなお話。
(陶器に対してかわいそう、です。笑)
でもこうしてフランス人たちが代々家にあったものを処分してくださるからこそ、私達にも手に入るというものです。
感謝して大切に扱わなければですね。

19世紀の最後の方、1885年以降1900年頃までこの青一色の濃淡の柄フランスではカマイユといわれる色彩が流行ります。
ジャポニズムブームも加わって、どこかアジアンテイストなのもこの時代ならではです。

もうすぐグルニエイデコのオンラインショップにお目見えです。

グルニエイデコ オンラインショップ
http://ideco.ocnk.net/

2013年10月23日

雨の日の朝食

今日は一人での朝食だったので、ゆっくりさせて頂きました。
いつもバタバタで朝食は食べられれば良し!なので。笑

好きな食器たちを使ってみるのもこんな機会だからこそ。
左上は19世紀初め頃のクレイユのシェル型ラヴィエ、中央下は20世紀初め頃のHBCMのオクトゴナルプレート、右は19世紀終わり頃のモントローのオクトゴナルカップです。



今日は雨。
ラジオのFIPではクラシックとジャズがかかってまったり良いかんじ。(^_^)
FIPは日本でも聞けます。特にフランスの19時からジャズになるのでその時間がオススメです。日本時間の遅い時間ではありますが。
フランスに来てテレビもつまらないし、ラジオはセンスないしと思ったらFIPはお勧めです。
それとI-PhoneのJazz Radioアプリをインストールして聞けます。
ジャズラジオの中でも私はParisCafeとGypsy Jazzが好きです。
ただし、家以外のところで聞くときは要注意。
バッテリーを食うのもそうですが、3Gや4Gなんかで聞いていたらものすごく消費してしまうので、気がついたら高い金額の請求がきていたなんて事にもなりかねません。
だから家でWifiに繋がっているときにしか聞いていません。



コーヒーはパリの友達に教えてもらったMalengoのフェアトレード缶。
ヨーグルトは醗酵牛乳作ったヨーグルト。
作ったといっても醗酵牛乳をガラス製のヨーグルトポットに入れて機械に入れた状態で8時間待てばよいだけです。

パンはシリアルの入ったBIOのパン。
マルシェで買っています。
近所にはなんでもあるんですが、おいしいパンだけが無いんです・・・。
だから週1回くるマルシェのパン屋で買っています。
(めんどくさ!)
いちじくも近所のマルシェで。



パンにスーパーカジノで買ったブルーベリージャムともう1つにBIOマーガリンとはちみつをつけていただきます!
はちみつはリュベロン地方のゴルドで購入したもの。
村のはちみつ屋兼お土産屋さんで購入したもので、めずらしくMiel de Trounesol ひまわりのはちみつなんです。
クリーミーでおいしい(#^.^#)
部屋が暗くて写真がぶれていてすみません。
雨の日はこんなかんじです。


と、FIPも曲が変わりなんだかレトロな80年代風の音楽になってきたので、仕事しますか。
残ったコーヒーはデスクに持って行って、そのまま仕事します。

どうも80年代の音楽は苦手なんですが、フランスにいると懐メロみたいに良くかかるんですよね。
フランス人は昔の音楽を良く聞きます。笑

2013年10月15日

10/15新商品アップしました! ☆フランスアンティークのグルニエイデコ オンラインショップ☆

今回のお品ものたちのいくつかをピックアップします~。

 クレイユモントローのミルクポット。
ピシェではなくミルク用のポットですので小さなサイズです。
レリーフの陰影がとても美しく、青っぽい白の釉薬がクレイユモントローらしい19世紀のお品です。


 こちらのお品はマリコルヌ窯のエミールテシエの作品です。
パニエのように編みこまれた複雑なつくりのお品です。

 両サイドにリングの持ち手も付いていて気の利いたつくりです。
脇にはとても繊細なブドウの飾りが付いています。

 マリコルヌ窯は1747年から存在する釜で、ペイ・ド・ラ・ロワール地方のMalicorne sur Sartheにあったマニュファクチュール(国営窯)が元になっています。
Maricorne sur SartheのMalicorneをとてマリコルヌ窯で有名な昔からの高級ファイヤンスの窯です。
エミール・テシエは20世紀の初め頃の作家マリコルヌ窯の作家で、上の写真のような複雑な作りのパニエ陶器や18世紀のマリコルヌの伝統を再現するような作品を作り続けていました。
マリコルヌ窯は現在も存在しており、後継者がエミールテシエの作風を忠実に再現して陶器を生産していますが、エミールテシエ自信が手がけてきたような複雑な作り、はなかなか真似ができないようでまっすぐな作りや編みこむのではなく削りながら作る方式になているようです。

このパニエ陶器は20世紀初め~中ごろあたりの作品ではないかと思います。
今は亡きエミールテシエの貴重な作品です。

裏側のサインにEとTのロゴが入っているのが彼の作品です。

 さて、今度は夏のバルジャック村で見つけたお品。
ぽっかり開いた魚のような鳥のような生き物の口がなんとも面白いコーヒーポットです。
先日のBoch Freresのプチボル&ソーサーもこのお店で仕入れたもので↓
http://ideco.ocnk.net/product/1610
このお店、いいものたくさん持っていたんです。
特にキュノワの花形リムのお皿や白釉のお皿など。
でもすべてがお高くて、こちらのコーヒーポットとプチボル&ソーサーだけの購入となりました。

 売主のお話によると18世紀の南西部のものなんだそうです。
私はムスティエかもしれないとも思うのですが、はっきりした窯は不明です。
とにかく18世紀のまだ不器用な、でもだからこそ大変味のあるお品なんです。
ぽってりした白い釉薬もまた大変魅力的です。

 上の写真は大き目のピシェです。
夏のバルジャックの帰りにアンティーク食器専門店の店主の家に直接とりに行ったものです。
とーっても美しいブドウとブドウの葉のレリーフに見とれてしまい、一目で気に入ったお品です。
店主によると古いマリコルヌかな、との事でしたが私もそうかもしれないとも思う半面はっきりした事は不明です。
わざと古い年代風に作ろうと思ってもなかなかできるものではないので、この素朴な雰囲気は19世紀でも初期の方のものではないかと思います。
南仏の窯のうちのどれかかもしれません。

 釉薬が剥げて、非常に良い雰囲気になっています。
ざっくりとお花を生けたり、このまま置いていても大変存在感のある美しいお品です。


 そして、今まであまり縁の無かったオクトゴナルのスーピエール。
というのも私が出会うオクトゴナルのスーピエールはすでにお高すぎて売りに出せない金額でしたので、いつも見送っていました。
しかしながら、やはりパールのようなドットの縁取りは美しく・・・。


今回は2つ仕入れられたんです。笑
1つはやはりバルジャックの帰りに個人宅へとりに行き、もう1つはパリから送っていただきました。
こんなにオクトゴナルのスーピエールに縁があるなんて・・・。
今まではヨダレをたらしていただけですが、実際手に取ると素晴らしいお品ですね・・・。
うっとり・・・。

以上の商品はグルニエイデコのオンラインショップで詳細をご覧になっていただけます。
その他先日ご紹介したコッパーモールドやレースのドイリーなどもあります!
もし売切れてしまっていたらごめんなさい。

Grenier i-Decoオンラインショップ
店長 イデコ
http://ideco.ocnk.net/