2014年5月6日

南仏陶器は和食に似合う!

蚤の市などで、古い南仏の窯の陶器をよく見かけます。
こんな風にざっくばらんに置かれています。
この”飾り方”ではなく何も考えていない”置き方”が大変素敵なんですよ。笑

南仏の窯と言うとアプト、ムスティエ、ヴァラージュ、ヴァロリス、サヴォワまで入れておきましょう。
色は大体きいろ~茶色、緑などが主。
ムスティエとヴァラージュは白が主です。
白い釉薬は別として、きいろ~緑色までの顔料の色、アンティークの陶器ではもちろん自然な色を使っています。
自然から取れた色。
何の色かと言うと土の色なんです。

これはルシヨンというリュベロンの村のひとつの風景です。
赤土が見えていますね。
フランスではオークル色と呼んでいるんですが、赤っぽいオークルの下に白っぽく見えている層はオークルイエロー、黄色なんです。
そして写真では隠れていますが、下の方に行くと緑色もでてくるんですよ。
これが南仏陶器の色です。
(北の方へ行くときれいなブルーの顔料を採掘できる場所があるらしいですね。)

で、急にこんな写真もなんなんですが南仏陶器が和食にあるという話。
先日いただいたばかりの梅干がどうしても食べたくて(笑)、梅干メインのこれイデコの朝食ではなく昼食。
寂しいでしょうか。。。
このあとのおやつも楽しみなんで、こんな感じです。
梅干と玄米ご飯と海苔にBIOのたまり醤油。
デザートにあんず。
今年は早くてもうあんずが八百屋に並んでいます。
お箸もこだわりのいただきもので、どんなものでも掴みやすいお箸なんだそうです。
菜箸らしいのですが、お食事用にも使っていますよ。(^^)
貝殻の箸置きとす巻きに見えるはテーブルマットです。笑
いずれもいただきもの、皆さんセンスの良いものをありがとうございます。

肝心のオークルイエローのボウル達はオーバーニュのRavelのもの。
南仏の田舎の村によくある大きな鉢植えはほとんどがこの窯の物。
食器のラインも昔から作っていたんです。

この写真はワインビストロにて。
ポエロンに子羊の煮込み料理が入っています。
中央にはバスマティ米。
これは・・・?
知り合いのもので器だけ取らせてと頼んで撮ったものなので、なんだったか・・・。笑

さすがにアプトやムスティエのアンティークの食器でお料理を出してくれるところは知りませんが、今でも使い続けられている田舎風の雰囲気が素敵な食器です。
作りもどこか不器用に見える、完ぺきとはほど遠いかなり味のあるものが多いです。
だからこそ愛着のわくかわいいヤツなんです。

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