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2014年9月29日

フランスのブロカント

アンティークとは、古いものでも100年以上経ったもの事を言っていました。
が、今では1950年当たりのものまでアンティークに入るんだそうです。

ブロカントとは、年代は関係なく中古品を意味する場合が多いです。
比較的”使い古されたもの”やガラクタ的なものも多く、きれいなアンティークとは違う部類になっているのかなと思います。

 これは、フォレノワールといって黒っぽい木製のボックスに見られるものです。
フォレノワール自体は黒い森の意味でドイツやスイスあたりの黒い森の木材を使用して作っているようです。

これは高級なアンティークの部類に入るんですが、今回はいい感じの剥がれかかったグリーンの塗装がしてあり、ちょっと良いブロカントの雰囲気が出ています。
(普通のフォレノワールは塗装されているものはほとんどありません。)
だからこそ個性的。

 塗装のおかげで陰影がきれいに見えて素敵です。

 そして、この栗色のエンジェルの壁掛けはマルセイユの職人さんの手作りもの。
アンティークの木材を繋ぎ合わせて家具を作ったり、リフォーム家具をアンティーク風に仕上げている方で、小物も作ったり、たまに良い陶器系も持っていたりするので顔なじみになっています。

 これは、ちょっとギョっとするかもしれません。
石膏製のデッサン用のオブジェだと思います。
赤ちゃんの頭が結構リアルに再現されていて。

 欠けているところはありますが。

 ヒビはなく。
使い込まれた雰囲気がステキなオブジェになっています。
小さいものです。

手もあります。

そして、これぞブロカント品です。
「新フランスの建築」と名付けられた木箱。


 中身は積木なんです。

 これを組み立てて家にするようですね。

 ちょっと足りないパーツもあるようですが。
ホームセンターなどで木片を購入して足してくださいな。

 お菓子の木箱。

 エッフェル塔のシガーボックス。
エッフェル塔の周りには煙草の模様が散りばめられています。笑
写真が2枚入っていました。
これもお付けします。

 かわいい黒いプードル犬の絵本。

 いろんな冒険をして、上の写真テレビの取材まで受けて、ブルターニュの伝統衣装ビグデンのコワフを被っているのが笑えます。

 名前はキャロリーヌ。
だから本当は女の子なんですね。
おてんばさん。

 白いペンキを塗られ使い古されシャビーな雰囲気になった額。
小さ目です。

 よ~く見ると下地のゴールドが顔を出していて素敵です。
額だけ飾っても絵になるし、お好きな絵や写真などを額装して。

 そして、これ、平らに持って帰ったつもりでしたが家に帰ると中身がバラバラになっており、始めからパズルをしました。
知らない地方もまだたくさんあって、面白い&びっくりでしたね。

 やはり足りないパーツがあったりします。
でも逆にこれだけ揃っていてくれて、紙製なのに残っていてくれることに感謝です。

これで完成~パチパチ~!

小さなファーマシーの瓶。
薬局と言っても中には染色用の液体が入っていたようです。
アンティークに入りますね、きっと。
でも私の中ではブロカント品。

ブロカント品は私の場合は南仏の蚤の市、ブロカントと名の付くお店で仕入れることが多いですね。
ブロカントのお店では、ガラクタとアンティークが一緒になっていて、掘り出し物もあるんですよ。
ガラクタと言ってもそれを価値のある骨董品とみなす方もいたりして、面白いところがブロカント。


2014年8月28日

フランスアンティーク スミレの香水 ロマンティックなアンリ氏の想い

南フランスのトゥールーズという町にあるBERDOUES社という香水の会社で作られたスミレの香水と石鹸をご紹介いたします。

 BERDOUES社は1902年に創業。
トゥールーズ近郊で採れるスミレですでにスミレ香水を作り始めており、市民の人々から名声を受けます。

 1936年息子のアンリ氏が開発したスミレ香水がその後大変な人気になり、パッケージのデザインや香水の色などは変わっても現在でも作り続けられている商品なんです。

スミレ香水の香りのイメージは、その当時アンリ氏が愛していた女性に愛の宣言をするために作られたのだそうです。
なんてロマンティックな!
(純粋な日本人としては、ゾワゾワッとしますね。笑)
愛の宣言って・・・、日本ではピンときませんが結婚のプロポーズとかになるんでしょうかね。
愛の告白、だけではなくもっと重い意味がありそうだな~と思っています。

 こちらは色がオレンジ色です。
スミレ色の香水の方が古いんですが、その後きっと着色料を使わないとか、香水の成分が変わったとかあるのでしょうね。
それで色が違うのだと思います。
オーガニックと言えるかどうかは分かりませんが、現在の信念としてはフランスのオーガニックのECOSERTの基準に近づくよう頑張っているようです。

 石鹸もあるんですよ。
3個入りだったのが2個だけ残っていました。
きっと1個使ってみて気に入らなかったのでしょうね。笑
おかげさまで、私の手元に渡ってまいりました。ウフ

香水も石鹸も古いものですので、直接肌につけるようなことはせずルームフレグランスとして、また洗面所に置いたり、たまに香水の瓶のふたを開けてチビチビとお楽しみください。ウフフ


現在のパッケージはモダンな雰囲気で、ボトルも新しくデザインされています。

でも、

でも、

・・・

やはりこの古いデザインが乙女心をくすぐるんですよね。
ロマンティックな大人の乙女たちへ。(*´▽`*)


アンリ氏の想いが香ります♡

以上の商品は間もなくグルニエイデコのオンラインショップにお目見えいたします。
お楽しみに!

フランスアンティーク グルニエイデコのオンラインショップ
http://ideco.ocnk.net/


2014年8月27日

黒猫?白猫?どちらがお好みで?

8月はなにかと忙しく、ブログをご無沙汰してしまいました。(*´▽`*)
すみません。

今日は猫の顔の小さなメタル製のお皿をご紹介いたします。
直径10cm弱の小さなトレイは、フランスでは小銭用に玄関に置いておくVide Pocheと呼ばれるものに使われたりします。
ポケットを空にする(Vide Poche)という事は、ポケットに入っていた小銭を空にするためにこのトレイに乗せて使ったりするようです。
小銭が溜まると面倒くさいのでしょうかね。笑

 ふたつ並んだネコの顔。
左の黒猫はメタル製のネコ。
実際にはシルバーのような色なんですが、黒く煤けて黒猫に。


 味のある。

 面白い顔のネコですね。
19世紀のネコの顔なんでしょうか。

 小銭じゃなくてもアクセサリー用に使ったりすると楽しさが倍になりそうです。

 そして、こちらは白い猫。
ネコ?
ライオン。。。?

 ペルシャ猫のようにふさふさしています。
風化して良い味がでております。

これを見たとき、ジャンコクトーのイラストを思い出したのは私だけでしょうか?

黒猫より新しいものになると思います。
アルミ製のネコです。


ふたりでいるとさらに可愛いんですが、もうすぐグルニエイデコのオンラインショップでそれぞれご紹介いたします。

店長 イデコ

グルニエイデコのオンラインショップ
http://ideco.ocnk.net/

2014年7月28日

キュノア キュノワ キュノワール キュ・ノワール Cul Noir !

裏が黒い事からお尻が黒いキュノワなんてちょっといたずらっぽい名前が付いています。
18世紀~19世紀にかけて北フランスのノルマンディー地方のルーアンやフォルジュレゾーあたりから、南下してもパリの南西ロワール地方のオルレアンあたりまでで作られていた陶器です。

 テラコッタに白と茶色~黒に近いこげ茶の2色の釉薬が使われています。
土地の香りがするとても味のある自然な陶器です。

今回はいろんな形が溜まりましたので、一気にご紹介いたします。

 オーバル皿や丸皿など。

 裏のキュ(お尻)の部分の色は様々あり、濃いこげ茶のものや明るい茶色など。

そして特徴的なのが、きれいに入った貫入。
なぜか均等に細かく入るものなんですね。



 ファイアンス製のものもそうですが、使えば使うほどに貫入が入ってきます。
これを美しいと思えるのは日本人だからでしょうか。
フランス人の間でも長くきれいでいてくれるポースレンやセラミック製の食器よりもファイアンスの食器に人気があるのは、味があるという観点からなんでしょうかね。
暖かみも感じられる自然な雰囲気です。

逆にリモージュなどに代表するポースレン製の食器や現代のセラミック製の食器にはこの貫入は見られません。
ずっときれいでいてくれる食器がお好みならばあえてアンティークの食器は使用せず、セラミックやポースレン製をお勧めいたします。

釉薬の垂れ方も芸術的です。

 上の写真のお皿は珍しく貫入が入っていないキュノワ。
とはいえ大きな貫入がサークル状に入っています。(写真では分かりにくいです)
土鍋と同じ原理だと思いますが、貫入の入っていないキュノワを使う前には煮沸した方が良いのかもしれませんね。
煮沸といってもただグツグツと煮ればよいと言うわけではなさそうですので、ご自身で検索してみてくださいね。
専門家の説明の方が確かですので、ここではあえて説明いたしません。m(__)m
 間違ったことをお教えしても大変ですからね。笑

 上のものとは正反対に、こちらのお皿は使い込まれて非常に細かな貫入が入っています。
これでもかというくらいに細かい貫入、初めて見ました。
芸術的な。

 この貫入を見ているだけで時間が経ってしまいそうです。

ヒビの入っているもの、風化しているもの、コンディションはいろいろです。
擦れたり、貫入がヒビになってしまったり、大きなダメージがあるようなら液体類は使用しないで、フルーツを盛ったり乾きものにまだまだ使えるものですので、工夫して使ってみると更に愛着がわきますよ♡

南仏ではあまりキュノワのお品ものは手に入りにくいんですが、上記のうちのいくつかは珍しく南仏のアンティーク市で一気に出会いましたので、これも縁かと仕入れてみました。
スタンドに並べてあったキュノワを手にするとブロカンターのムッシュは他のお仲間と「日本でムスティエやキュノワが流行っているらしいんだよね」と話していました。
横耳にちらりと聞いて、確かにと思いました。
このスタンドは美しいムスティエのプレートややはりキュノワの美しいプレートを持っていたのですが、そういう事を知っているのでとても高い値段が付けられており、見るだけとなりました。
そのあとにバッタリ他のスタンドで、「これならグルニエイデコでも出せる値段」という価格で売っていましたので、こちらで仕入れたというわけです。
でも、南仏のブロカンターですからキュノワ自体を知らなかったのかもしれません。
(そんな訳はないか。笑)

間もなくグルニエイデコのオンラインショップにお目見えいたします。
お楽しみに!
グルニエイデコのオンラインショップ
http://ideco.ocnk.net/

2014年7月24日

Choisy ショワジーの美しいレリーフ ティーポットとミルクポット

今日もご紹介するお品物はブルーラインの入った白いレリーフ食器。
ショワジーのティーポットとミルクポットです。

お写真をご覧ください。
詳細までが美しいレリーフです。
ほんのり青い釉薬の白いファイアンス製のお品。

(コーヒーカップはクレイユモントローです。)

 サイドから見た写真。
中央にメディシス様式の鉢にお花のコンポジションが見られ、その下には2羽の白鳥が。
そして周りはアイビーの蔦で囲まれています。



 こんなところはありますが、年代の事を考慮すれば珍しいお品ものの上に、使われてきたティーポットが大きな損害もなくこの世に存在すること自体が奇跡のようです。

 全体に細かな貫入とシミがところどころ見られます。
濃いシミではありません。
また漂白もしていませんので、漂白でシミが取れる可能性はあります。
ただし、漂白してシミが移動してしまっただけ、なんてこともあり得ますのでこればかりは漂白すればシミが取れるというわけではありません。

イデコの中ではシミが移動してしまうものは逆に脈ありで、時間をかければかなり白い状態に戻ります。
ただし、乾燥した場所でのトリートメントになり強い直射日光とお湯が必要になります。
これについては写真付きでまたご紹介しますね、と言いながら現在説明に使おうとしている陶器のシミが完全になくなっていないので、もう少しお時間を。(^^;

 また話がそれそうです。笑
話を戻して、このティーポットのサイドをご覧ください!

 このフォルムは当時人気だったポースレン・ド・パリに似せて作られています。
ファイアンス焼きはポースレン(磁器)に比べ強度にかけていた為に、19世紀後半にはポースレン製の製品に人気があったんでしょうね。
現代の磁器製の商品は薄い作りのものが多く、割れやすい気がします。
ですが19世紀のポースレンはかなり頑丈にできていたんですよ。
今の透き通るような磁器とは結構違います。

ではなぜ現代でもファイアンス製の食器が人気があるかというと、やはり味があるからなのか暖かみを感じる素材だからなんでしょうか。
フランスでも断然ファイアンス好きの方が多いです。

ポースレン好きの方には透き通るような薄い作りのものが人気がある、なんとも不思議な事ですね。
皆さん、壊れやすいものに興味が行くようです。笑

でも19世紀の陶器、磁器製品は、思っているより丈夫で現代のものより丈夫なものも多いと思います。
(もしかしたら私の19世紀の食器に関する扱い方が現代の食器の扱い方と違うからだけかもしれませんが。。。)

 と、また話がそれて。。。
この美しさご覧ください。
変形オクトゴナル(八角形)で威厳があります。
エレゴ~ン(エレガントのフランス語読み)と言ってあげたくなるティーポットです。

そしてミルクポットも。

こちらはシミになりやすいコーヒーもお茶も使われていませんから、シミは少なめです。

 どの角度から見ても美しい。。。


 1/2 Porcelaine de Choisyとの刻印。
現代で言うファイアンスの事なんですが、この頃はポースレンに見せたかった気持ちが少し見える表現の仕方です。
でもファイアンスでいてくれて良かった。
味がでてますよ~。


フランスの美術館級のお品物たちです。
上級者向けのブルーラインのファイアンスです。

まもなくグルニエイデコのオンラインショップにお目見えいたします。
コンディションが様々ありますので、オンラインショップでよ~~~くご覧いただいてからご検討くださいませ。

新着商品UPの詳細はメルマガにてお知らせいたします!

グルニエイデコ オンラインショップ
http://ideco.ocnk.net/