2017年10月20日

次回更新予定♪ プロヴァンスの田舎から 秋色の南仏の陶器たち❣

渋いお品が揃いました♪

いずれも南仏から出てきた正真正銘南仏の陶器たちです。(*^^*)


プロヴァンスの田舎で使われ続けてきた、素敵に味の出たものばかりです。



お皿は4種類。

全部デザート皿ほどの小さめのものになります。


素敵な茶色はアプトかユゼスなどの古いものになると思います。
中央に少し深みがあり、オクトゴナルの形が可愛いお品です。


無骨な裏面。

釉薬の乗り方が、どうしたらこんなになるのかと思うほどに荒い作りです。

使われてきたものですので、表面にはキズや擦れ、フチ表に小さなカケ、フチ裏にカケがどが見られます。


クリームイエローの丸っこいお皿は、おそらくアプトかカストレなどの窯になるのではないでしょうか。
こちらも中央に深さのあるコロッとした可愛いお品です♪


刻印らしきものが見えるのですが、判別不能です。

フチに釉薬の削げや、表面にキズやスレ、釉薬の下にシミなどが見られます。



白い釉薬にステンシルのお花柄がプリントされたデザート皿サイズのかわいいお皿です。
中央のお花は褐色で、周りのイエローとくすんだ紫のような色のサークルが、他の南仏陶器の黄釉や茶色い食器にとても良く合います♪



2枚あり、①には裏にカケ、表にも小さなカケが1か所とフチに釉薬の削げなどが見られます。
でも、表面にはキズがあまりなくツヤツヤなんですよ❣



こちらは2枚目↑
②はフチに釉薬の削げがありますが、大変良い状態でやはりツヤツヤです。



刻印はありませんが、ヴァラージュなどの南仏窯またはヌヴェールなどになるのでしょうか。
絵付けされた顔料の色からはとても南仏らしい色の土から採掘された顔料の色がうかがえます。



そして渋い黄釉のオクトゴナル。
リムは濃い焦げ茶でふちどりされています。



素地自体のムラなのか、釉薬のムラもあると思いますが、とても味のある作り。
南仏の人間らしいつくりを感じます。

使われてきたものですので、キズやスレが多く見られます。
窯はヴァロリス、1970年頃のものではないでしょうか。



フェセルの水切りポットは4個。

こちらは比較的新しく、20世紀後半のものになります。


少し洗練されて見える作りですが、やはりどこか人間的。
南仏の雰囲気です。

上のものは茶色~カーキのようなお色です。
ヒビが1か所ありますが大事には至らないものです。

裏も綺麗ですね。


一瞬真っ黒に見えるフェセルの水切りも、実は濃い焦げ茶のようです。
とっても渋いお色だなぁと思います。
表面にスレキズなどありますが、良い状態です。

他の茶色とクリームイエローも良い状態です♪

前にも言いましたが、高さの低いキャンドル入れたら素敵なキャンドルホルダーに♪
小さなカトラリー立てとして、また鉛筆立てとして、
普通にキッチンに置いて、調理して少し水を切りたいものを入れて受け皿に乗せたらそのままテーブルに出せますね。
とっても素敵なテーブルになると思います♪



そして、ラヴィエが4個と耳付きボウル1個。
ここからは南仏窯ではないものも入っています。



アプトの珍しいオーバル型のラヴィエ、もしくはソーシエールなどの受皿だったかもしれません。
マダムはこのお皿はお母様が直接アプトのお店で購入したのよ、とおっしゃっていましたので、マダムが60歳くらいとして(勝手に(笑))、お母様がお嫁に入ったころというと1940年頃かな?と思います。
20世紀初めに生産をやめてしまったアプトの窯も、小さな窯が伝統の黄釉を使って生産を続けてくれていたのですね。
また、最近は伝統の作り方でアプトの窯を継いでいらっしゃる陶芸家さんが何人かいます。
そのうちご紹介させていただきます。



カケが1か所と、製造時にできた釉薬のムラなど、洗練されたデザインながらに、やはり南仏の人間らしい面が見える素敵なお品です♪


お花のレリーフと透かしが素敵でしょ?

このマダム、ムスティエの白いお皿もたくさんお持ちでしたが、どれもお高くて、これだけ買わせていただきました。
これも仕入れ値としてはちょっとお高かったのですが。。。



そして、秋色の食器たちに合う茶色い柄のラヴィエ。
ボルドー窯のもので、19世紀後半のお品です。

ルイ15世スタイルのルネッサンス風の柄がとっても素敵です。
名前はサンルイXVシリーズ。


ヒビが1か所あります。
貫通しており裏側2.5㎝程、表は1.4㎝程なのですが、表からは柄のおかげもあってほぼ目立ちません。
写真撮るときに表は見えなくてかなり探しました。

こうして写真でアップで見るとギョッとしますが、大したことのない程度でございます。



表のヒビは貝の柄に混ざって大変分かりにくいです。



つるっとたまごみたいなラヴィエはサルグミンヌのもの。
20世紀のお品です。

少しのシミと表面にカトラリーのキズなどありますが、ツヤツヤです♪



白いレリーフが素敵なラヴィエはディゴワン&サルグミンヌのお品です。
 

少しのキズなどありますが、古いものとしては美品です♪
20世紀。



素敵な秋色の食器たち、お気に入りは見つかりましたでしょうか?


以上のお品物たちは間もなくグルニエイデコのオンラインショップにお目見えいたします♪

お楽しみに❣


店長 イデコ(*^^*)

0 件のコメント:

コメントを投稿