先日と言ってもすでに1ヵ月経ってしまいましたが、南仏の中世の街ユゼスの蚤の市へ行った際に仕入れたものもあります。
ユゼスと言えば、南仏陶器好きの方にはピンと来るかもしれません。
そうです、ピション・ユゼスの陶器もいくつかあります。
今回は新しい試みで、フランス人アーティストの手作り雑貨を少し入れてみました。
手作りの不器用さがでている雑貨たちです。
それもご愛嬌でかわいいと思っていただけたらうれしいです。
無骨な雰囲気がプロヴァンス風インテリアには合うのですよ。笑
まずは南仏陶器の写真から・・・
この無骨さがたまらない!
と思うのは私だけでしょうか。
耳付きボウルは釉薬と言うのかコーティングというのか、が艶がなくマットなザラザラとしたものなんです。
不思議な作りですが、勝手な想像ですがつるつるだった釉薬がこんな事になる事はないとおもうので、わざとマットなコーティングになっているのでしょう。
下地はテラコッタです。
小さめの寄せ植えなどに良いかなと思います。
耳のレリーフも、下地のテラコッタが透けてほんのりピンクのお色もかわいいです。
この片手鍋はかなり念気の入ったお品です。
焦げているし、内側にたくさんヒビが見られ、たくさんお仕事しましたという雰囲気ばっちりの風化の仕方です。笑
南仏の風を感じていただければと思います。
アンティーク市のスタンドのお兄さんは、いくつかこの壷を持っていて、「いや~、もう他のは売れちゃってね~」とうれしそう。
私は、これかなり雰囲気が合って好きなんですけど、ヒビがありますよね、強度的にはどうなんですか?と答えを聞かなくても私が判断できるくらいの状態ではあったのですが、
「う~ん・・・インテリア用だからねー・・・ぶつけたり乱雑に扱わなければ大丈夫だよ」と思った通りのお答え。
昔はこれにミルクとかを入れて暖めていたのだそうです。
大変素朴な風合いです。
上の写真の黄色い壷は、少し前から私が持っていたものです。
重いのでどうしようかと思ったのですが、今回売りに出すことにしました。
売れなければ引き続きうちで使わせていただきます。笑
ずっしりと重い、多分サヴォア地方のアンティークの壷だと聞いてます。
内側はなぜか青錆のように変色している部分があって、それがまたなんとも言えない雰囲気です。
残念ながら大きなヒビは入っていますが、何度も持ち上げてはおろし、を繰り返していますがかなり丈夫な状態といえるでしょう。
ドライフラワーやサボテンなんかが合うのかな?
そしてがらりときれい系に変わります。
これはピション・ユゼスの比較的最近のお品で、エスプレッソ用の小さなカップ&ソーサーです。
縁取りのパール装飾がかわいい、本当にかわいらしいお品です。
持ち手の裏の釉薬がマットな状態になっていて、少し残念ではありますが、それにしてもかわいらしいお品。
ユゼスの住民から購入しました。
そして、ピション・ユゼスと言えば定番なのがこのパニエ風コンポート。
お花のボタンたちがアクセントになって、バスケット風に編まれた大変手の込んだ陶器です。
白いものは小さめで背の低いタイプです。
そしてかなり古いものですので、作りが南仏風、いわば素朴な作りです。
こちらのブルーのコンポートは、やはりユゼス近郊の方に譲っていただいたもの。
結婚のお祝いにもらったのだそうです。
1980年代のものようです。
この時期のパニエのコンポートは大変繊細なデザインで、編みこんであるひも状のところにもラインが入っていて、しかも足元のベースの部分にはパール装飾がされているという手の込んだものです。
どこから見ても美しい。
裏も手抜きがない。
オーバル型のパープルのパニエ風コンポートを売っているスタンドがあったのですが、かなり大きくてお値段もかなりお高かったので断念しました。
他にも大変古く珍しい迷彩柄のパニエコンポートや最近のものであろうピンクのものもありましたが、現地だからなのか結構お高いんですね。
これは不思議な話で、先日南仏のアンティーク屋にVieillard Bordeauxのカップ&ソーサーを取りに言った時の事、私がボルドーで見たヴィエイヤールやDavid Johnstonのボルドー窯のアンティークはとても高くて手が付けられないんです。と言うと、そのお店のムッシュも「なぜか現地では高値がついている」と言っていました。
逆に例えば北の地方で南仏陶器に安値が付いているとか南で北や東の窯の陶器に安値が付いているなどの事は結構あるそうです。
でも現地だとやはりネットにはない珍しいものがあるんです~・・・。
目の保養だけとなりました。
南仏陶器の話がながくなりましたが、これからシャビーシックなフランス人アーティストによる雑貨をご紹介します。
小さな額の切リ絵。
バックのドット柄と羽の生えたかわえいい女の子がマッチしてかわいい作品です。
羽がまた鳥や天使の羽ではなく蝶々の羽なところが個性的です。
アンティークだけだと重たくなりがちなインテリアも、これならカジュアルにもしくはクールなインダストリアル系やヴィンテージのインテリアにも合います。
上の写真は、聖水盤用の貝がスミレのようなお花の模様にカットされた板に付いています。
アンティーク素材を使って、シャビーな色に塗装し、周りを麻紐で処理した作品です。
壁に掛けたらいっきにシャビーなお部屋になりますよ。
そしてなんだか清らかな空気になるような気にもなります。
こちらは、エスプレッソ用のカップ&ソーサーが売り物ではなく、下のシャビーなトレイのご紹介です。
イタリア製の軽量木製のレリーフトレイをシャビーに塗装したものです。
古い物の再利用ですね。
このグレーが様々な”白”に合うんです。
真っ白、オフホワイト、アイボリー、またパステル系の色にも合います。
レリーフがきれいです。
こちらは上のトレイより更に小さめのもの。
これも古いものの再利用です。
額も再利用。
やはりシャビーな雰囲気に塗装され、厚めの麻布にプリントされた生地を貼り付けて額装してあります。
鳥のいない鳥かご。
なんだか渋いです。
どんな鳥を入れようかな♪
手作りの子供用エプロンも・・・。
とは言え、これはきっと皆さんが作ったほうがきれいに出来るはず、な出来上がりです。
南仏の人はやはり不器用なのか、おおざっぱなのか。
かなり???な作りです。
でも雰囲気としては素敵です。笑
乱雑ですが、商品更新の作業の際はものの置き場がなくなります。
眺めるのは楽しいのですが、整理しないと・・・。
上記の商品はすべて”フランスアンティークのオンラインショップ グルニエイデコ”で販売中です。
オンラインショップの方でごゆっくりご覧ください。
http://ideco.ocnk.net/
店長 イデコ
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