2013年10月15日

10/15新商品アップしました! ☆フランスアンティークのグルニエイデコ オンラインショップ☆

今回のお品ものたちのいくつかをピックアップします~。

 クレイユモントローのミルクポット。
ピシェではなくミルク用のポットですので小さなサイズです。
レリーフの陰影がとても美しく、青っぽい白の釉薬がクレイユモントローらしい19世紀のお品です。


 こちらのお品はマリコルヌ窯のエミールテシエの作品です。
パニエのように編みこまれた複雑なつくりのお品です。

 両サイドにリングの持ち手も付いていて気の利いたつくりです。
脇にはとても繊細なブドウの飾りが付いています。

 マリコルヌ窯は1747年から存在する釜で、ペイ・ド・ラ・ロワール地方のMalicorne sur Sartheにあったマニュファクチュール(国営窯)が元になっています。
Maricorne sur SartheのMalicorneをとてマリコルヌ窯で有名な昔からの高級ファイヤンスの窯です。
エミール・テシエは20世紀の初め頃の作家マリコルヌ窯の作家で、上の写真のような複雑な作りのパニエ陶器や18世紀のマリコルヌの伝統を再現するような作品を作り続けていました。
マリコルヌ窯は現在も存在しており、後継者がエミールテシエの作風を忠実に再現して陶器を生産していますが、エミールテシエ自信が手がけてきたような複雑な作り、はなかなか真似ができないようでまっすぐな作りや編みこむのではなく削りながら作る方式になているようです。

このパニエ陶器は20世紀初め~中ごろあたりの作品ではないかと思います。
今は亡きエミールテシエの貴重な作品です。

裏側のサインにEとTのロゴが入っているのが彼の作品です。

 さて、今度は夏のバルジャック村で見つけたお品。
ぽっかり開いた魚のような鳥のような生き物の口がなんとも面白いコーヒーポットです。
先日のBoch Freresのプチボル&ソーサーもこのお店で仕入れたもので↓
http://ideco.ocnk.net/product/1610
このお店、いいものたくさん持っていたんです。
特にキュノワの花形リムのお皿や白釉のお皿など。
でもすべてがお高くて、こちらのコーヒーポットとプチボル&ソーサーだけの購入となりました。

 売主のお話によると18世紀の南西部のものなんだそうです。
私はムスティエかもしれないとも思うのですが、はっきりした窯は不明です。
とにかく18世紀のまだ不器用な、でもだからこそ大変味のあるお品なんです。
ぽってりした白い釉薬もまた大変魅力的です。

 上の写真は大き目のピシェです。
夏のバルジャックの帰りにアンティーク食器専門店の店主の家に直接とりに行ったものです。
とーっても美しいブドウとブドウの葉のレリーフに見とれてしまい、一目で気に入ったお品です。
店主によると古いマリコルヌかな、との事でしたが私もそうかもしれないとも思う半面はっきりした事は不明です。
わざと古い年代風に作ろうと思ってもなかなかできるものではないので、この素朴な雰囲気は19世紀でも初期の方のものではないかと思います。
南仏の窯のうちのどれかかもしれません。

 釉薬が剥げて、非常に良い雰囲気になっています。
ざっくりとお花を生けたり、このまま置いていても大変存在感のある美しいお品です。


 そして、今まであまり縁の無かったオクトゴナルのスーピエール。
というのも私が出会うオクトゴナルのスーピエールはすでにお高すぎて売りに出せない金額でしたので、いつも見送っていました。
しかしながら、やはりパールのようなドットの縁取りは美しく・・・。


今回は2つ仕入れられたんです。笑
1つはやはりバルジャックの帰りに個人宅へとりに行き、もう1つはパリから送っていただきました。
こんなにオクトゴナルのスーピエールに縁があるなんて・・・。
今まではヨダレをたらしていただけですが、実際手に取ると素晴らしいお品ですね・・・。
うっとり・・・。

以上の商品はグルニエイデコのオンラインショップで詳細をご覧になっていただけます。
その他先日ご紹介したコッパーモールドやレースのドイリーなどもあります!
もし売切れてしまっていたらごめんなさい。

Grenier i-Decoオンラインショップ
店長 イデコ
http://ideco.ocnk.net/

0 件のコメント:

コメントを投稿