2014年3月6日

フランスアンティーク おままごと用の食器 ミニプレート ♪

19世紀の終わりから20世紀の戦争が始まるまでに生産されたおままごと用の食器たち。
人形用のもっと小さなものもありますが、今回は小さなお皿としてなら大人でも使えそうな大きさのお皿をご紹介します。
上の写真、水差し以外がおままごと用サイズのお皿です。
直径16㎝~17㎝ほど。
おままごと用、なので作りがあまいところがあったりして実用には向かない面もありますが、渇きものやおやつ程度なら問題がないかと思います。

プリントされたイラストがなんとも面白いので、写真と一緒に見ていきましょう。
 これは村人が輪になって踊っている様子。
なんとも楽しそうな風景です。
こどもはベンチに座って楽しそうに踊る大人たちを眺めています。笑
どちらが大人なのか。

 ワインの入っていそうな壺や鳥の丸焼きが見えます。
ピクニック用の食事なんでしょうね。
ワインと鳥の丸焼きなんて、今でも変わらずフランス人の好きなものです。

 そして更に左側に見えているのは犬だと思いますが、鳥の丸焼きの一部をいただいてやはり嬉しそうに走っている姿が見られます。笑

 次のお皿、前のものもこのお皿も深皿なんです。
上に二人の男性がやはり片手にワイングラスをもって話し合っているのか言い争っているのか?

その脇には「構ってくれや~」とでも言っていそうな犬が。

 左側には人形好きの女の子。
両手に人形、カゴの中にも人形がいっぱい!
写真、良かったらアップにしてみてください。(写真をクリック)
この女の子の視線がドキッとするほどこちらを直視してますよ。

 砂遊び。
19世紀の頃から女の子は強かったんでしょうね。
シャベルを担いで強気な様子が見られます。

 こちらは、女の子同士髪を結いながら遊んでいる様子。
右の子は順番待ちで退屈そう。
左の子は結ってもらった後。
女の子たちの顔の大きさの対比が興味深いイラストです。笑

 こちらはラヴィエ。
やはり勇ましく仁王立ちの女の子の足元には・・・

踏みつぶされたネコ!
現代だったら販売中止になりそうなイラストです。怖
そしてまた、「構ってください、お嬢様ったら~」とでも言っていそうな、けなげなワンちゃん。笑

面白いわ~。
肝心の窯は分かりません。
うっすら青い釉薬なんですが、クレイユ&モントロー、ショワジー、サルグミンヌ、リュネビル、サンタマン、など当時の大きな窯のうちのいずれかではないかと思います。
おままごと用の食器には刻印がないものが多いです。

そしておままごと用ではありませんが、この赤いプリントに合う水差しを仕入れたのでご紹介します。
これもどこかユーモラスでかわいい!かわいい!水差しです。

 クレイユ&モントローの1900年頃のお品です。

 toilette chats
この場合のトワレットはトイレの意味ではなく、洗顔とかお化粧をするの意味です。
身だしなみとさせていただいて、身だしなみ用の陶器のシリーズ”猫たち”となります。

 ウサギちゃんに太鼓のたたき方を教えているんでしょうか。
もうかわいすぎます!

 そしてサボに入った猫ちゃん。

 注ぎ口にもネコちゃんが。

 これは他の地方の方から送っていただいたものです。
19世紀の終わり~20世紀のものが売りに出されているのは今がピークなんじゃないでしょうか。
フランス人のご家庭で、おばあちゃんが持っていたものを売りに出してしまうご子孫のフランス人たち。
売りに出してしまう、なんて言い方はなんですが、そのおかげで日本にもフランスのアンティークがご紹介できると言うわけです。

ですがいつも、「フランスのスーピエールが全部日本にいっちゃったらどうしよう」とかいらない心配をしている店長のイデコでございます。


上記の商品はもうすぐグルニエイデコのオンラインショップでご紹介いたします。
写真を見るだけでもギャラリーみたいで楽しいので(と自分で言うのもなんですが(*^^))、是非見にいらしてください。

フランスアンティークのGrenier i-Deco オンラインショップ

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