子供たちにキリスト教とは何かを教える為であったり、教会のミサやお祈りに来てくださいとの宣伝も兼ねていたり、お友達同士でカードを送りあったりされていたようです。
サイズの小さなカードはポストカードの3分の一ほどの大きさでしょうか。
とても小さなカードです。
見開きタイプのものだったり、紙の厚さも薄いものあり厚紙のようなものあり様々です。
モノトーンのクラシックなタイプでは、中世の絵画の一部を使用したカニヴェもよく見られます。
例えば、上のはイタリアの宗教絵画 フラ・アンジェリコ作 「受胎告知」の一部
イタリア宗教絵画 ラファエル作 マリアとイエス
イタリア宗教絵画 ムリーリョ作 子供のイエスと聖ジャンパティスト
※ 上記のものは正式な絵画のタイトル名ではありません。
ルルドのカニヴェ
こちらもルルドのカニヴェ
聖母マリアも様々な姿で表現され、上のものはイタリア製。
天使たちに支えられながらマリアが昇天していく様子です。
こちらは地球の上に立ち、悪のイメージである蛇を踏みにじって、手からは光を放っています。
車の会社プジョーの作ったカードです。
こちらはなにかスピリチュアルなものを感じる少し怖い雰囲気ではありますが、黒マリア。
ルピュイアンブレの聖堂の黒マリアです。
ルピュイのノートルダムはサンティアゴデコンポステラの巡礼地にもなっており、このノートルダム・デュ・ピュイは世界遺産に登録されている教会です。
かと思えばこんなかわいいカードもあったり。
こちらはレース状の縁取りになったカニヴェ。
上のものは写真の部分が貼り付けてあり、レース部分は1890年ごろではないかと思いますが、写真はその後のものになります。
こちらは見開きタイプ。
聖杯の表紙のカニヴェを開けてみると・・・。
中には檻に閉じ込められた子供のイエスキリストがいます。
イエスの聖心がチェーンで白いハトに繋がれています。
白いハトはサンテスプリ?それともイエス自身・・・?
十字架の両脇にあるのはキリストのみこころとマリアのみこころ。
そしてこちらも美しいレースのカニヴェ。
少女の頭上には美しい天使が手を差し伸べています。
”Amour Divin 神に捧げられた愛”
フランスでもコレクターが多く、集めてみたくなるお品です。
美しいものには高値がついており、私も常に探してはいるのですが、美しいものでお値段が上がり過ぎないもの、を探すのは結構難しいんですよね。苦笑
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