2014年11月23日

オスピスボーヌ Hospice Beaune

美しい屋根の旧病院。
貧しい人(子供)たちの病棟だったようです。


 大きなアルドワーズの屋根の上には聖母マリア?キリスト?
遠すぎて見えませんでしたが、なんだか見守られているかんじです。



 ベッドが赤いのは、怪我などで出血しても跡が目立たないようになんですって。。。
大きな礼拝堂のような病棟は非常に寒く、暖房はあったようですが全体に行き届かず、湯たんぽなどでしのいでいたそう。



 創立者のニコラ・ロランの油絵。


 病人のために使われていた治療道具と一緒に、白い陶器製の吸い飲みも展示してありました。

 そして怖いのがこれ。
いろんな器具が見えますが。

 中央下の方と右側に子供のような頭が見えていますが、展示されている器具でクルクルと頭を切り開く用の器具なんだそうです。
言うなれば手術に使われていた道具です。
当時でもモルヒネのようなものがあったようですから、痛みは感じなかったようではありますが。。。
それにしてもこの病院にいた子供たちは怖かったでしょうね。

 修道女さんがお料理してくれる大きなキッチン。
銅製の鍋もきれいに並べられ。
鳥の丸焼きや、写真では修道女がウサギの丸焼きの準備をしているのが見えますが、普段からこんな良いものを食べていたわけではなく、クリスマスとかお祭りのときだけこうしてごちそうを頂いていたんだそうです。
普段は野菜のスープとパンだったようです。

 薬を(当時は薬草)を調合して陶器のポットに入れて煎じるのでしょうか。

 薬局コーナーは惹かれましたね。
ファーマシーのアンティークの瓶や陶器製ポット。

 が、た~くさん!

 あまり詳しくない地域の陶器です。
フランシュコンテ地方かブルゴーニュにも窯があったそうですね。
18世紀のもの。

薬局のステンドグラスの装飾。



 そして、最後の審判の絵の飾られた部屋は必見ですよ。

古いタペストリーも。

続く。

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