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2014年5月9日

レンズマメの煮込み プティサレ 

レンズマメの煮込みプティサレ(プチサレ)は料理の上手なサラリーマンの相方に教わった料理。
それ以来私にも簡単にできるという事でよく作っています。
レンズマメの煮込みには深皿が良く似合う。
そこで今回思い浮かんだのはアイボリー色のきれいなレリーフの入ったこのお皿。

まるでこのレリーフを見せるために広くしてあるようなフチ。
お料理もきれいに見えます。
なんだか優雅だわ~

 一緒に盛り付ける野菜は別に調理します。
茹でても焼いてもお好みで。
塩はほんの少しだけ加えます。
こちらで売っている豚バラはベーコンのように既にしょっぱいので、塩はあまり加えません。

 そして、玉ねぎにこの黒いもの。
クローブ(丁子)なんですが、フランスではクロ・ド・ジロフルと言います。

これをブスブス玉ねぎに刺していきます。
ちょっと手が痛いのでゆっくり刺してください。笑

 こんな感じ。
刺す理由は、茹でている途中で豆に混ざってしまわないので、あとで取り出しやすい。
と、玉ねぎがすーっとした味になって美味しいんです。
すーっとと言われてもどんな味なのか分からないですよね。笑
是非試してみてください。

 豆と一緒にこのままグツグツ20分茹でます。

豚バラ。
簡単なので、ベーコンタイプのしょっぱいやつを使っています。
これはコルシカ島のポワトリンヌフュメ。
おいしんです!
一緒に茹でてしまうとうまみが全部茹で汁に溶け出してしまうので、やはり別にソテーします。
後で切るのが面倒なので、私は刻んでから炒めます。
固い皮が付いているので、フランスにお住まいの方はこれを取ってから刻んでくださいね。

食べる直前に掛けるソース。
水分の少ない固めのトマト(トマトグラップ)が良いかと。
そしてシブレットかワケギ見たいな小さなネギのようなものを刻み、おいしいオリーブオイルとカマルグの粗塩を少し加えて混ぜます。

 今回のパンはぬかの混じった小麦粉(son de ble) パン。
そして赤ワインと。

 クローブを取り除いた玉ねぎと野菜、豚バラを豆の上に盛り付けて出来上がり~。
これ、残ったら翌日食べてもおいしくて、夏だったら冷たいまま行けます。
ただし豚バラだけはその都度別っこにソテーしてから加えてください。

 そのあとビオのカマンベールチーズもいただきました。
あまり臭くなくあっさり気味のカマンベールなので、癖のあるチーズがダメな方にも行けるかも。
BIO(オーガニック)食品のお店に売っています。
よくフランスから日本へカマンベールなんぞを持ち帰ろうものならスーツケースの中が臭くなって、機内に間違えて持ち込もうものなら(今はダメかな?)、自分の席のまわり全体がプワ~んとした臭いに包まれた覚えのある方もいるんじゃないかと思います。笑
これならそこまでいかないと思いますよ。
でもやはりチーズですからね、何重にもビニールにまくか、やってくれるお店だったら真空パックしてもらった方が良いですね。

 デザートは苺に少し三温糖をまぶしたもの。
フランスの苺はすっぱいので、日本みたいになかなかそのまま食べることができません。
でも味は美味しいですよ。

縁の幅が広いので、優雅できれいな盛り付けに見えるお皿は古いサルグミンヌのものなんだそうです。
ウェッジウッドの影響強い面影が19世紀初め頃のものなんだろうなと思わせるお品。
植物とリボンのガーランドが素敵です♡
追記2014/05/13
同じお皿を見かけました。
なんとサルグミンヌではなくバドンヴィレーの刻印があるもので、ゴールドのラインも入っていました。
バドンヴィレーにしても大変珍しいものなんだそうです。
いずれにしても美しいお皿です♡

PS:
http://hideko-aix.blogspot.fr/2008/09/recette-aux-lentilles.html
パリから日本へ戻り、南仏へ来たばかりの時のブログにもプチサレの事少し書いています。
あの時は南仏に来たばかりで仕事もなかったので、フランス語でも挑戦してますね。笑

2014年3月27日

フランスアンティーク食器 白いレリーフ皿 

白いレリーフ皿、何度見てもいつ見ても素敵です。
下の3枚のうち2枚はクレイユモントローのお皿、ひとつは窯が不明です。


こちらの透かしレースのようなリムが美しいお皿はご存知の方も多いでしょう、クレイユモントローのものです。
うっすらと青い釉薬の白がとてもクレイユモントローらしく、凛とした白です。

 ハートのように見えるレリーフがびっしり。

 今から150年近くも前の19世紀のお皿ですよ。
デザート皿サイズですので、ケーキとかマカロンなどかわいいお菓子が合いそうですね。

 こちらはパニエ(カゴ)を編み込んだようなリムのやはり美しいお皿です。
クレイユモントローの白いレリーフ皿にはいろいろなタイプがありますが、このパニエ風は癖がなく他の食器にも合わせやすいと思います。
和菓子なんかも合いそうですよ。



 こちらは苺の苗がまるでパニエに入っているようなかわいいバルボティーヌ(このように全体的にデコボコが多い)のお皿。
窯が不明です。

 うっすらと青い釉薬なんですが・・・。
クレイユではありません。
いろんな人がいろんな事を教えてくれましたが、どれも説得性がなく・・・。
アプトだというフランス人のアンティーク業者、「俺はアンティークの専門家なんだからアプトと言ったらアプトなんだ、説明なんていらない!」とちょっと「感じ悪・・・」でしたが。
南仏に住んでいながらこんなアプトのお皿は見たことありません!
しかも青っぽい釉薬のすっきりした白いお皿なんて・・・。
アプトではないでしょう?


 刻印。
全部が全部、このようにボケて見えていたり消えかかっていたり。
雰囲気的にはフランスのものではないかと思っているのですが、謎です。

 刻印なんてどうでもいいですけど、やはり美しいお皿です。

 おまけにこちらのスーピエールも同じ刻印のもの。
ウェッジウッドだと言われました。
・・・。
確かにクリームウェアっぽい雰囲気はありますけど・・・

ウェッジウッドの刻印はしっかり分かりやすいものばかりですので、こんなボケた刻印はまず存在しないだろうし、このマークはどの資料を見ても見つかりません。

おそらくどなたもお教えいただけないとは思いますが、ご存知の方がいらっしゃいましたらこっそり教えてくださいませ。笑

追記:早速内緒で?教えていただきました。
アプトの線が強いようですよ。。。
ありがとうございました。(*^^*)

2014/04/22
追記2:先日の蚤の市で同じものを見つけました!
同じものに彩色されているものと、パニエだけでお花のレリーフのないバージョンも!
しかしながらお高くて仕入れできませんでした。 しかも高い割に状態があまり良くなく・・・。
これを販売していたご夫婦のお話によると、バックスタンプを指さして「ほら、ここにXXXの刻印があるでしょう」と言うんです。
このXXXの部分はベルナールかジュリアンのどちらからしいんですが、ご夫婦でご意見が違いました。
いずれにしてもBonnet以外のAPTのようです。
そして大変珍しいものなんだそうです。
確かに!
だからこんなアプトのお皿は見たことがないと疑ってしまったわけです。
やはり、このいい加減な刻印は南仏のものだったからなんですね。笑

2014年3月10日

イギリスのアンティークの食器 クリームウェア

フランスにいながらにして、なぜにイギリスの食器?
とお思いになるかもしれません。

そもそもイギリスのアンティークの食器に興味を持ち始めたのが、フランスのアンティーク屋さんが取り扱っている食器のなかに、「窯が不明」なものがあったからです。
どこの窯かは不明と言われるならまだしも、どうしてそんな風に断言ができるのか分かりませんが「クレイユだよ」とか「ポントシュー」と知ってか知らずか間違えたことを言ってしまうフランス人が多い事。
それはアンティーク業者でもあり得ることなんですが・・・。

フランスにあるアンティークの食器だからフランスの物、と思ってしまいフランスの似たような窯をがしてこじつけているのでしょうかね。
 この美しいレースのようなカットワークのされたお皿。
これはクレイユ、と言われて購入しました。
クレイユではなくても美しいので仕入れていたと思います。

ただ、どうしてもクレイユじゃないんじゃないかな?と思い始め調べてみると。
どうやらイギリスのLeeds窯のアンティークのようなんです。
Leeds窯は今でも生産を続けていて、同じタイプのお皿を作っていることから分かりました。

 側面のレリーフも素敵です。
 きっとこの花形リムのお皿の形がクレイユモントローににているから、そうだと思ったのでしょう。
確かにカットワークと側面のレリーフのないシンプルなクレイユのものは南仏のアンティーク市で見たことがあります。(お高くて仕入れはできませんでした。苦笑)
なぜ、イギリスとフランスの同じころの食器に似たようなデザインのものがあるのか、と言えば、もともとは陶器製の食器の生産イギリスのほうが先端を行っていましたので、フランスが真似をしたという事になります。

 刻印がないのも18世紀の特徴で、刻印なるものが現れたのはフランスでは19世紀の初めごろなんだそうです。
イギリスでは18世紀中頃からだと思います。

 そしてこちらもレース状のカットワークが大変美しく、また心温まるようなクリーム色が素敵なお皿。


 これには刻印があり、古いウェッジウッドのものだと分かります。
19世紀の前半ではないかと思います。
スタンプ式のマークではなく、このようにシンプルな刻印が時代を表しています。


 こちらも、窯が不明。
もしくはキュノワの産地のForges Les Eauxあたりのものではないか、と言われたものです。
やはりフランス人の売主から仕入れたものです。
とてもかわいらしい、細かな花形のレリーフ。
思わずウフっとにやけてしまうような美しさです。

何枚か仕入れたうちの一枚だけに刻印が見られました。




 どうやらWOODの文字が刻印されているようです。
ただ、不明なのはイギリスにはWOODのつく名前の窯がた~くさんあって、今のところはっきりした窯は分かっておりません。
クリームウェアなのは確かです。笑
そのうち分かりましたら追記しておきますね。

 軽くてマットな感じが19世紀前半のファイヤンスっぽくて、不思議な魅力のあるお品です。

 そしてこちらは小さなミニチュアのスーピエール。
おままごと用です。
 19世紀のウェッジウッドのもの。

今のところクリームウェアは品数が少ないのですが、これからも出会える機会があれば仕入れて行きたいと思っています。

売主のいう事に疑問を持ったら、調べてみないと気が済まないたちのイデコです。
売主の言ったことが正しいと思えば、そのまま同じことを皆さまにお伝えさせていただいています。
その中には正確ではない情報もあるかもしれません。
言いたいことは、他のアンティーク業者さまも売主のいう事を鵜呑みにしないで、一度調べてみてください。
思っていたのと全然違う事が見つかったりしますよ!

またまた、
http://grenier-ideco.blogspot.fr/2012/02/blog-post.html
ポントシューて何?とおっしゃいます方は↑こちらのブログに書いていますので、ご覧下さい。

このポントシューの花形リム、花柄レリーフのお皿はイギリスのものを真似したものだったんです。
その当時イギリスではイギリス王室の為のクイーンズウェアとしてクリームウェア陶器が作られていました。
とても洗練された食器たちをフランス人もうらやましく思ったのでしょう。
それまでは銀食器や良くてもピューター製のものを食器に使っていたフランスの貴族が18世紀にイギリスのクリームウェアに真似た食器を作り始めます。
これはフランスでだけではなくリュクサンブール、オーストリアなどの君主制の国中で同じことが行われていました。
ですので、18世紀~19世紀の初めまではポントシューかな?と思うとリュクサンブールの物だったりリュネビルの古いものだったり、ウェッジウッドかな?と思うとオーストリア製だったりと見分けが大変難しいお年頃なんです。

イギリスの元祖クリームウェアは大変美しいものが多いですので、是非とも皆さんに知っていただきたいと思っています。(^^)

イギリスヴィンテージの食器 クリームウェア

イギリスアンティークのクリームウェア。
現在でもウェッジウッドやリーズ窯などは生産を続けていて、リバイバル商品として昔のデザインを起用したアンティークデザインの食器も作り続けているようですね。
今回ご紹介するのは、20世紀に作られたヴィンテージ品の食器たちです。

 これはバスケット編みスタイルのプレート。

 縁のカットワークがまた美しく。
意外としっかりした作りです。
またお色も19世紀までのクリームウェアに比べると、アイボリーに近い白っぽい色になっています。

スタッフォードシェアのバーラストン村に工場を構えていた時代。
1940頃-1980年くらいのお品です。

 そしてこんなカリフラワー柄のレリーフ皿。

 菊の柄のレリーフ皿。
いずれもしっかりした作りでずっしり重いプレートです。
ヴィンテージ品になります。

 こちらは、リーズ窯のリバイバル商品。
こちらもヴィンテージの20世紀後半のものだと思います。
お花のガーランドとレースのようなカットワークがきれいな小さめのお皿です。




 こらまた小さなシュガーボウル。
かわいい持ち手と蓋の取っ手のお花が素敵です。

 これは20世紀後半に作られたヴィンテージものですが、元祖リーズ窯のアンティークはなかなかお目にかかれない貴重なものが多いです。
18世紀のフランスのポントシュー窯もこのスタイルを真似しています。
18世紀の陶器製の食器にはまだ刻印が存在せず、どこの窯なのか判別が難しいものが多いので、イギリスのアンティークで刻印ないものはフランスの窯の物と勘違いされて売っていたりします。

このお品は最近のものとは言え、未だにひとつひとつ手作りで作業をしているために大量生産ができないんだそうです。
アンティークは高いですが、ヴィンテージならまだ手が出るかもしれませんね。

もうすぐグルニエイデコのオンラインショップにお目見えいたします。

グルニエイデコのオンラインショップ
http://ideco.ocnk.net/